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【国際】

「嘉手納基地にF35」 米国防副長官配備表明

 【ワシントン=共同】カーター米国防副長官は三日、ワシントンで講演し、米軍の最新鋭ステルス戦闘機F35を米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に配備する方針を表明した。

 機数や時期には言及しなかったが、普天間飛行場(同県宜野湾市)への配備が進む新型輸送機MV22オスプレイの安全性をめぐり懸念が広がる中、基地機能強化の動きに対する一層の反発を招く可能性がある。

 F35の嘉手納配備は軍備拡張を続ける中国軍を念頭に置いた措置とみられる。カーター氏は、アジア太平洋地域重視の国防戦略を踏まえ「最新装備をこの地域に最初に配備する」と強調した。

 嘉手納基地には中国や北朝鮮情勢をにらみ、F35と同様、高度なステルス性能を持つ戦闘機F22が米国内の基地からたびたび飛来し半年間程度暫定配備されている。F35について嘉手納に常駐させるか、F22と同様の形式を取るかは不明。

 米軍準機関紙「星条旗」は二〇〇六年、米空軍が十年以内に、少なくとも五十四機のF35を嘉手納に配備することを検討していると報じている。

    ◇    

 日本政府はF35を次期主力戦闘機に選定。最終的に四十二機を取得する計画。今年六月に最初に購入する四機分を、一機当たり約百二億円で米政府と契約した。

 

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