ニューヨークタイムズによりますと、アメリカの新型輸送機オスプレイ6機が1日月曜、普天間基地に到着しました。
こうした中、沖縄の住民はこの問題に対して激しく抗議しています。
日本防衛省も、今後数日以内に新たに6機のオスプレイが普天間基地に到着すると発表しています。
オスプレイは、ヘリコプターと同じように離陸することができます。
この輸送機はベトナム戦争でも使われたヘリコプターの代わりとなるものですが、それらと比べて、4倍の距離を飛ぶことができます。
この輸送機は、中国に対抗するため、アジアにおけるアメリカの軍事力強化に基づくアメリカの新たな軍事戦略の一環で、沖縄に配備されています。
アメリカのオバマ大統領は今年の初め、アメリカの新たな軍事戦略について語り、それによれば、アジア、とくに中国周辺におけるアメリカの軍事駐留を拡大させるということです。
ニューヨークタイムズは、沖縄におけるオスプレイの配備はアメリカに、この地域で1万5千人の兵士を有する可能性を与え、必要なときに、台湾や尖閣諸島など重要な地点に配備させることができるようになるということです。
日本の人々はオスプレイの配備に反対していますが、日本政府はこの計画を強く支持しています。
これにもかかわらず、アメリカと日本政府は、140万人の人口を擁する沖縄の人々の抗議に懸念を募らせています。
これにより、アメリカはオスプレイの配備に対する懸念を強め、日本人がアメリカ軍を妨害するなら、沖縄におけるアメリカ軍の駐留を強化するだろうと警告を発しました。