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朝日新聞 本社ビル内のカレーはもっと高かった- ゲンダイネット(2012年10月4日10時00分)

  カツカレーが話題だ。

  きっかけは自民党総裁選。ホテルニューオータニで開かれた決起集会で、安倍総裁がテレビカメラの前でカツカレーを完食し、健康をアピールしてみせた。このカレーが3520円(サービス料込み)もすることが分かり、ネット上には「庶民感覚がない」「一度でいいから食べてみたい」といった書き込みが殺到している。

  たしかに、3500円のカレーは高い。ワンコインが当たり前のサラリーマンなら1週間分のランチ代が吹っ飛んでしまう計算だ。

  朝日新聞も9月29日の社会面で、「安倍晋三元総理の陣営が高級ホテルで開いた決起集会で、縁起を担ぎ、数千円はするというカツカレーを食べたことが報じられた」と取り上げた。「カツカレーにこの金額は出せない」というツイッター上のつぶやきを紹介するなど、高級カレーに驚いているふうの記事なのだが、「とんだ茶番です」と朝日関係者は鼻で笑う。

 「庶民目線を装っているだけ。だって、ウチのビル内のカレーはもっと高いんですから」

  ホテルより高いカレーを提供しているのは、朝日新聞東京本社ビル内にあるレストラン「アラスカ」だ。メニューを見ると、あった! 「極上黒毛和牛のスペシャルビーフカレー」が3675円。カツがのってなくて、この値段である。

  アラスカは大阪朝日新聞のビル内にも出店しているが、こちらはランチメニューにビーフカツカレーがある。オードブルとプチサラダ、アイスクリーム、食後のコーヒーがついて、なんと6300円。

  ビル内のテナントで、社員食堂ではないとはいえ、すさまじい価格設定だ。さすが、業界トップの給料を誇る朝日新聞社である。

  普段からこんなランチ価格を見慣れていれば、論調が上から目線になるのも当然の帰結だろう。

 (日刊ゲンダイ2012年10月1日掲載)

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