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【富山】

増山さんアジア「金」 ベンチプレスで世界新110キロ

高橋市長(右)から記念品を贈られる増山選手。手にしているのはアジアベンチプレス選手権大会の金メダル=高岡市役所で

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高岡市長に報告

 カザフスタンで九月中旬にあったアジアベンチプレス選手権大会の52キロ級で、高岡市昭和町の増山朱美さん(49)が優勝した。十一月に五十歳になる増山さんは競技規定で、五十代選手とされ、110キロを成功させ、五十代の部の世界記録90キロを塗り替えた。三日に高橋正樹市長に優勝を報告した。(飯田克志)

 日本人選手のトップバッターとして三回の試技で、97・5キロ、105キロと伸ばし、最後に自己ベストと同じ110キロを成功させた。増山さんは「世界記録を狙っていたのでとても緊張したけれど、すごい結果を出せ、とてもうれしい」と喜びを語った。

 競技歴九年で、二〇一〇、一一年の世界マスターズベンチプレス大会の四十代の部の52キロ級を連覇するなど活躍した。

 現在、射水市内の温浴施設で働きながら、高岡市内のジムで一日三時間のトレーニングに励んでいる。大きな夢を実現させ、体力的に年齢を感じることもあるが、「まだまだ自己記録を更新したい」と情熱は衰えない。

 同行した県パワーリフティング協会の中村一生理事長(65)は「明るく乗り越えていくチャレンジ精神が素晴らしい」と話す。高橋市長は「増山さんからいつも元気をもらえる。頑張ってください」とエールを送った。

 

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