小池 片山 三原 「石破シスターズ」の献身と落胆
【政治・経済】
ポスト目当てにスリ寄ったが…
安倍元首相のグループに所属したり勉強会に参加しながら、総裁選前に裏切り、石破茂を応援した小池百合子元防衛相(60)と、片山さつき(53)、三原じゅん子(48)両参院議員のことだ。
「石破グループは安倍グループより中堅・若手が多い。小池さんは『石破総裁になったら、経験豊富な私を重要ポストに起用するはず』と計算したのでしょう。おそらく片山さんも『私の政策能力はピカ一。石破さんは評価している』とポスト狙いだった。三原さんも『年功序列の党はイヤ。新人を評価して』と考えての行動のようです」(自民党関係者)
3人とも大層な欲しがり屋さんだ。それだけに、総裁選での献身ぶりは凄まじかった。陣営スタッフが明かす。
「小池さんは『石破で政権奪還』の文字と似顔絵が入ったバックボードを自腹で作成。秘書を『とにかく好きに使って』と選対本部に差し出したり、ボタンひとつでカレーやエビチリ丼ができる『ランチマシン』も無料で提供した。軍事アニメ好きの石破さんに、知り合いの漫画家・松本零士氏を紹介するなどゴマスリも一流でした。片山さんは早朝に広島まで飛んで、県議・市議に『石破をよろしく』と頭を下げて回ったり、電話帳のような支援者名簿を持ってきては、声をからして電話をかけまくっていましたね」
三原も、石破の街頭演説の際には客寄せパンダとして盛り上げた。雨の中でも、ビショ濡れになりながら支持を訴えていたという。
もっとも、3人組の悪巧みは、「国会議員のみの決選投票」というルールによって水の泡となった。
「挙党体制を口にした安倍新総裁ですが、側近には高市早苗ら女性議員が多い。3人を優遇する余地はありません。徹底的に干されるでしょう。還暦を迎えた小池さんは、このまま賞味期限切れとなる可能性もあります」(党関係者)
今ごろ3人は「男を見る目がなかった」と、ヤケ酒をあおっていることだろう。