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【グラニュース】


小川が分厚く!!

2012年10月4日 紙面から

スタメン復帰が予想される大宮戦に向けて、攻撃にアクセントをつけると語るグランパスのMF小川=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(木村尚公撮影)

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 名古屋グランパスのMF小川佳純(28)は“神出鬼没”な動きで勝負する。次節の大宮戦(6日・瑞穂陸)に向けた3日の戦術練習では主力組でプレー。4試合ぶりのスタメン復帰が確実となった。小川は「自分が入ることで攻撃に厚みをつけたい」と決意表明。中盤と前線を自在に動き回って、ゴールを演出する。

 苦しい時期こそ、背番号「10」が存在感を示す。グランパスは前節の新潟戦で大敗して優勝が絶望となった。重苦しいムードが立ち込める中、主力組に復帰した小川は責任感を口にした。「最近は選手個々のやりたいことがバラバラで、攻撃の形もできていない。自分がやらないと」

 練習では攻撃的MFに入り、精力的に上下動を繰り返した。「後ろから上がっていってFWをサポートしたり、ディフェンスの裏に抜ける動きを意識した。攻撃に厚みをつけたい」と小川は意図を語った。「(新潟戦で攻撃的MFに入った)ダニルソンはそういうタイプじゃないし、(藤本)淳吾もやりにくそうにしていた。永井と(金崎)夢生は個人で突破するタイプなので」

 グランパスには個人技に優れた選手が多い反面、ワンパターンの攻撃に陥りがち。小川が自らに課したミッションは、味方とパス交換しながら縦横無尽に走り回り、攻撃にアクセントを加える役回りだ。

 新潟戦では試合終盤にピッチに立ち、敗色濃厚の中で相手ゴール前へドリブル突破を仕掛けて見せ場をつくった。「今は順位どうこうより、自分たちのサッカーに自信を持ち、やるべきことを貫くだけ」とポジティブに語る。1カ月ぶりにスタメンに戻る小川が、グランパスに強さを取り戻す。 (木村尚公)

 

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