2日の49キロ契約8回戦で衝撃デビューを飾ったボクシング界の怪物ルーキー井上尚弥(19)=大橋=が、年明けに予定されるプロ2戦目で“メーン級”に抜てきされることが3日、分かった。
井上の次戦は、大橋ジムの主力ボクサーが勢ぞろいする年明け早々の興行で予定されている。ライトフライ級の世界ランカーが有力でリストアップも進んでいる。デビュー戦はセミファイナルの前の試合だったが、大橋会長は「(前世界王者の)八重樫東の復帰戦がメーンで、井上はセミファイナルに起用したい。井上は華がある。一目瞭然のすごさ。ボクシングをあまり知らない人が見ても面白いと思うはず。あれだけのインパクトのある試合をされると、後の選手もやりにくいでしょうから」と絶賛。事実上の“メーン級”扱いにする方針を打ち出した。
井岡超えの6戦以内世界奪取プランについて「無理に狙う必要はない」と方針を変更した大橋会長だが、「無理に狙わなくても自然とそうなるかも」とニヤリ。2戦目はさらにパワーアップした怪物の姿が見られそうだ。 (竹下陽二)
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