10月2日、IMFのストロスカーン前専務理事が売春あっせんに関与した疑いで訴追された事件で、フランスの検察当局は、被害を訴えた女性が証言を撤回したため、性的暴行に関する捜査を打ち切ったと明らかにした。5月撮影(2012年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[リール(フランス) 2日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン前専務理事(63)が売春あっせんに関与した疑いで訴追された事件で、フランスの検察当局は2日、被害を訴えた女性が証言を撤回したため、性的暴行に関する捜査を打ち切ったと明らかにした。
この事件では、ストロスカーン氏に近い仏北部リールの実業家2人や警察署長1人を含む8人が逮捕され、建設会社のエファージュが会社の資金を利用して売春婦を雇ったとして、幹部が解雇されていた。
当局の発表によると、ストロスカーン氏が関与していたとされる売春パーティーをめぐり性的暴行を訴えていた女性が、同意の上で参加していたと証言したという。