さきほど、野田内閣の副大臣と政務官人事が発表されました。私はこれを見て、とても悲しい気持ちになりました。文部科学政務官に、那谷屋正義参院議員の名前があったからです。那谷屋氏といえば、元日教組教育政策委員長であり、彼の選挙をめぐっては神奈川県教組委員長が公選法違反(買収)で執行猶予付きの有罪判決を受けています。
那谷屋氏は神本美恵子参院議員と入れ替わりの政務官登板ですが、神本氏もご存知の通り、日教組の教育文化局長であり、例のマイク・ホンダ米下院議員の信奉者でしたね。野田政権において、今や
文科省の政務官は日教組議員の指定ポスト
ということのようです。まあ、民主党の幹事長で野田佳彦首相の左腕と言えば、あの日教組の守護天使こと、輿石東大先生ですから、当然といえば当然の人事なのでしょう。輿石氏も自身の選挙をめぐり、山梨県教組の財政部長が政治資金規正法違反(虚偽記載)で罰金刑を受けていますから、那谷屋氏が可愛くて仕方がないのかもしれません。
それにしても、大臣が田中真紀子氏で政務官がこれです。野田首相はかつて野党時代だったか、「文科相になりたかった」と述べていたので、私は多少は教育に関心のある人なのだろうと思っていましたが、
とんだ買い被り
でした。野田首相は自身の胸に手を当てて恥ずかしくないのでしょうか。日本国とその国民、とりわけ未来を背負う子供たちに申し訳ないという気持ちはないのでしょうか。あなたは本当にそれでいいのか。それでも私は日本の首相であると胸を張って言えるのか。
文科省の政務三役人事ではこのほか、副大臣に笠浩史衆院議員の名前がありました。笠氏は民主党内では保守派で知られており、ここで一応のバランスはとったということかもしれませんが、真紀子氏と守護天使付きの日教組議員にはさまれては身動きのしようがないことでしょう。
民主党の党内事情なんて知ったことではありません。
聞くところによると、野田首相は周囲に「同僚議員たちに何か選挙のときのお土産になる成果(定数削減)を与えるまでは解散するわけにはいかない。かわいそうだ」と漏らしているとかいないとか。今回の組閣では、5人もの松下政経塾出身者を閣僚に登用しましたね。これこそが
本当の「お友達内閣」でしょう。
そんな国民にとってどうでもいい身内の論理、内向きの論理で日本をこれ以上、めちゃくちゃにしないでほしいのです。もう野田首相にできることは、一刻も早い衆院解散・総選挙しかないのですから。いい加減、あきらめなさい。
by ever
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