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県内学校施設 放射線量、最大50%減 除染や半減期影響

 宮城県は、県内の全学校施設を対象にした空間放射線量の測定結果を発表した。昨年6〜7月の調査比で、線量の平均値は30.8%減、最大値は50.0%の減となった。県は「除染効果や放射性セシウムの半減期が影響しているのではないか」と分析している。
 調査は7〜8月に実施。最大値は白石市の小原小、小原中の毎時0.38マイクロシーベルトで、昨年に比べ半減した。県全体の平均値は0.09マイクロシーベルトで、昨年の0.13マイクロシーベルトを下回った。
 調査時に、国の汚染状況重点調査地域指定の目安となる0.23マイクロシーベルトを超えたのは白石、角田、栗原、大河原、丸森、山元、加美の7市町29施設。このうち角田、栗原、大河原、加美の4市町9施設は調査後に除染が完了し、現在は0.23マイクロシーベルトを下回っている。他の施設でも各市町が順次、除染を実施する方針。
 調査対象は公私立の小中学校、高校、特別支援学校、幼稚園、保育所など1645施設。小学校、特別支援学校、幼稚園、保育所は地上50センチ、他は地上1メートルの高さで測定し、敷地内の5カ所の平均値を算出した。


2012年10月03日水曜日


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