米バンガードのファンド、韓国株売却へ-ベンチマーク変更で
10月3日(ブルームバーグ):米最大の投資信託会社バンガード・グループの新興市場ファンドマネジャーは、韓国企業の株式を売却する必要がある。同社が運用する海外株式ファンドのべンチマーク提供企業をMSCIからFTSEグループに変更したためだ。
バンガードが2日発表した資料によれば、「バンガード新興市場株価指数ファンド」のベンチマークはMSCI新興市場指数からFTSE新興指数に代わるが、同指数は韓国を先進国市場と分類している。バンガードの6つの国際インデックスファンド(資産1700億ドル=約13兆3000億円)のベンチマークがFTSEグローバル株価指数シリーズに移行する。
FTSEグループのオーストラリア在勤ディレクター、ジュリー・アンドルーズ氏は、バンガードの新興市場ファンドは分類に従い韓国株の持ち高を売却する必要があると述べた。ベンチマークの変更はバンガードのインデックス投信、上場投信(ETF)双方に影響する。
原題:Vanguard Switch to FTSE May Prompt Selling in South KoreaStocks(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:シドニー Adam Haigh ahaigh1@bloomberg.net
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更新日時: 2012/10/03 18:51 JSTニュース一覧
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