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安倍総裁 復興に向け迅速に対応10月3日 21時50分
自民党の安倍総裁は、就任後、初めて福島県を訪れ、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、警戒区域に指定されている地域を視察したほか、周辺自治体の長らと会談し、復興に向けて迅速に対応していきたいという考えを伝えました。
自民党の安倍総裁は、3日、就任後、初めての地方視察として福島県を訪れ、原発事故を受けて警戒区域に指定されている浪江町で、漁船や車などが津波で流されたまま放置されている様子を視察したあと、犠牲者を慰霊する碑に祈りをささげました。
このあと、安倍総裁は、楢葉町で、周辺自治体の長らと会談し、自治体側は、国の責任で原発事故を完全に収束させることや、放射性物質による人体への影響は未知数だとして、生涯にわたって健康管理を行うなどの法的措置をとることなどを要望しました。
これに対し、安倍総裁は「避難した皆さんの生活が、1日も早く元に戻り、笑顔が戻るようにするのが国の責任だ。嫌な決断も市町村に押しつけず、政治の責任で、実行していきたい」と述べました。
会談のあと、安倍総裁は記者団に対し、「われわれが、安全神話の上に立って、原子力政策を進めてきた責任は大きく、反省している。その責任を踏まえて、自民党の政策を提言し、スピードアップした対応をとっていきたい」と述べました。
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