2012年09月30日

なぜちんこはああいう形をしているのか?

今週は読者の方から以下のような質問を頂きました。
これは人生相談と言うよりも、多分に科学的な話で、恋愛工学をより深く理解するためにも重要なポイントをいくつか含んでいます。
よって、今週のテーマ論文として取り扱うことにしました。

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藤沢師匠、お久しぶりです。
週刊金融日記13号の大トリに採用していただいた、風俗大好き20代半ばの大手金融マンです。
お礼の返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
「風俗」と「恋愛」。
金玉のように日々悶々と揺れ動いていた私の悩みが、藤沢師匠の大変丁寧で筋の通った手解きで、スッキリすることができました。
その後も、サラリーマンのつまらないルーチンワークをこなしながら、毎週送られてくる、師匠のメルマガに叱咤激励されております。
特に17号メルマガで師匠に提示していただいた

 女の価値 = 女の時価総額 ÷ 同時にセックスしている(かもしれない)男の数

という数式には感動しました。
学生時代、さまざまな数式に出会いましたが、数式を見てここまで感動したのは生まれて初めてでした。

今回、新たに疑問に思うことがありましたので、久しぶりに質問させていただきます。
世界トップクラスの高テストステロン値集団である、私たち週刊金融日記読者メンズ群が週7回、もしくはそれ以上行っている大切な大切なルーチンワーク。
我々生きとし生けるものと未来の子供たちの終わりの始まり、始まりの終わり。
「射精」です。
すべての男が、必ず感じていることだと思いますが、なぜ射精すると、あんなにも疲れるのでしょうか?
射精とは、読んで字のごとく、精子を発射するということですが、なんと申し上げましょうか、何億という聖なる子供の種を体から放出したことで、自分自身の細胞が減ってしまったかのような、はたまた、上記数式における価値の高い女と悪戯を楽しんだことへの神からの戒めかのような、射精後は、心も体も金玉もシワシワに垂れ下がってしまいます。
SEXすると疲れる、というよりは、射精すると疲れる感覚だと思います。
そこで毎週2桁は射精をしているであろう藤沢師匠に質問です。
なぜ、射精するとあんなにも疲れるのでしょうか?
精子は、どんな成分でできているのですか?
何回、何十回も射精した次の日に、元気に仕事に行くには、どんな栄養素を摂取したら回復しますか?
性欲が毎日ムンムンでも、射精するのは週1,2回とかに我慢した方が体にはやさしいのでしょうか?
むしろ体に悪いのでしょうか?
ぜひ藤沢教授の見解を聞かせてください。
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あなたのふだんの何気ないオナニーから、人間の果てしなく深い「業」について、あと一歩のところまで迫っています。
すばらしい観察力だと思います。
まずはじめに、射精によって疲れるのは、それが激しい運動からでも、多くのタンパク質を放出してしまうからでもありません。
運動自体は大したものではありませんし、放出される体液の量も、まったくの微量です。
じつは、この問題を考えるのに、まずは人間の男のちんこはそもそもなぜあのような形をしているのか、ということを理解する必要があります。
あの棒状の海綿体の先端に、キノコ型の、イカリの反しのような形をした亀頭部がなぜあるのかということに思いを馳せたことはありますでしょうか?
僕はあります。
僕は、空はなぜ青いのか、ということを物理学を勉強して理解できたのは高校生の時でしたが、人間の男のちんこの形の必然性をはじめて知ったのは、僕が大学で生物学や進化論、動物行動学の研究に没頭していた時でした。

まずはチンパンジーの話からはじめましょう。
チンパンジーというのは人間にもっとも近い霊長類で、乱婚的な社会を形成していることが特徴です。
要するに、チンパンジーの社会では頻繁に乱交パーティーをやっているのです。
発情期に入ったメスのチンパンジーに、次々とオスが交尾していきます。
この時に、地位の高いオスは、好きな時にいつでもメスのチンパンジーとセックスできるのですが、下っ端のチンパンジーは、順番がなかなか回ってきません。
まあ、大企業の下っ端の男子サラリーマン諸氏は、そういうチンパンジーの気持ちが少しは分かるかもしれませんね。
また、企業で働いていれば分かると思いますが、男が出世競争にかける情熱というものは、経済合理性を超えていると思えることがよくあるのですが、こういうチンパンジー社会のような背景があるのかもしれません。

さて、現代社会では、男は年収などを武器にして、女を獲得する競争をしていますが、このような乱交がふつうの社会ではどのような競争が起きると思いますか?
ひとつ目は、当然、乱交パーティーでの優先順位を巡る競争ですよね。
俺が最初にファックするとか、俺が最初に上玉をファックするとか、そういう順番です。
こうして猿山では日々権力闘争が行われているわけです。
下っ端の猿も大変ですが、政治バランスが崩れると、ボス猿が下位の猿に集団リンチされて殺されちゃったりすることもあります。
外資系投資銀行も大変ですが、猿の世界も大変なのですよ。

さて、重要なのはふたつ目の競争です。
・・・

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この記事へのコメント

1. Posted by バッタモン   2012年09月30日 22:36
>なぜちんこはああいう形をしているのか?

ブッハハハ〜♪

やっぱりカズさんアンタ、金融や原発よりもそう言う事を書いている方がにあってるわ。
2. Posted by るび   2012年09月30日 23:14
そういうお話むかし読んだことあります。むしろ逆を誰か研究していないものでしょうか。なんであんな、、、
3. Posted by 読む前に   2012年09月30日 23:22
バッタモンさんを読んでしまった!ww

この猿山を題材にわたしは橋ゲと共に

従軍慰安婦問題に取り組もうと思います!!!


ちんこ!

いや違った!!


かしこ!!


バッタモンさん数さん〜まったね〜!♪
4. Posted by Y   2012年10月01日 09:19
他のオスの精子を掻き出すためにかりがついてるってやつでしょ…
5. Posted by りょう   2012年10月01日 18:58
>Yさん
進化心理学の基礎ですよね。
6. Posted by Y   2012年10月02日 21:52
>5
藤沢本人が電話でそう言ったからですよ。8月半ばぐらい。
通話を録音してあったんですが、ある時、録音していることがバレて抗議されまして、録音MP3を全部削除しちゃったんですよね(残ってても、さすがに公開はしないけど……)

「進化心理学 ウソ学問っぽいけど、そんな学問ほんとにあるん?」とググったらwikipediaに載っていたのでビックリした。ホントにあるんだ。

多分、”スペード”の比喩の話の後、トイレ入って自分のナニを見てた時に、ブログのネタにしようと思い立ったんだろうな……。

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