【アーケード基板で遊ぶ 基礎編】
PCエンジンのSビデオ出力を夢見て、入手したAitendoのRGB->VIDEOコンバータ
コレを使えば手軽にアーケード基板を楽しめる事に着目
アーケード基板で遊んでみたいけど、基板で遊ぶにはお金かかるんじゃないかと思ってる
兄貴達の手助けになれば良いかと思います
まず、アーケード基板についですが初歩的な部分は飛ばします
Googleで「アーケード基板 遊び方」を検索すれば色々出てきます
基本的に、家庭でアーケード基板を遊ぶ為には筐体かコントローラーBOXが必要とされます
基板ショップでよく売られていますが、コレを買うとなると2万円以上なので、この時点で寝返ってしまいます
コントロールBOXを買わなくても、安価で楽しむ方法のメモです
※注意※
ここで紹介する方法は、僕の適当な解釈の元作られている物です
同じ事をして何らかの問題が発生しても、全て自己責任でお願いします
また、試すのであれば基礎編だけなく、応用編ぐらいまで読んでから揃える事をオススメします
冒頭で、初歩的な事は飛ばすと書いておきながら
初歩的な事から説明する我輩に惚れると良い・・・
まず、アーケード基板(以下、基板)とはゲームセンターで使われてるゲームの元であり
基板1枚にゲーム機としての機能が全て収められています
ようするに、家庭用ゲームで考えるなら本体とソフトが一緒になっていると考えて頂けると分かり易いと思います
但し、例外もあります
CAPCOMのCPS-2等は本体とソフトが分離できる、家庭用ゲーム機と同じタイプの物もあります
自分のやりたいゲームに合わせて、必要な物を揃えていきましょう
話しがズレましたが、何事も初歩が肝心
最初は一番オーソドックスで簡単な基板の遊び方を説明します
今回、説明で使うのはミスタードリラー2です
価格も手ごろで1500円ぐらいから購入できますし、作りも標準の規格に近い為です
以下の説明については、ミスタードリラー2を基準としますので
他の基板を遊ぶ為には足りない物が出てきますが、あくまでも初歩と言う事で
基板に詳しい先輩方は我慢して頂けるとありがたいところ
基板を遊ぶのに必要な物ですが、大雑把に挙げると以下の5点+α
1.基板
2.電源
3.モニター
4.スピーカー
5.コントローラー
α.ケーブルとかコネクタとか勇気だとか
入手方法
1.基板は基板ショップで買えます。
秋葉原に行ける人はショップへ行くのも良し
通販で買うのも良し、ヤフーオークションで買うのも良いでしょう
2.電源
基板を遊ぶのに必要な電源は+5vと+12vの二つの電源が要ります
この電源に使うのはPC用のHDD電源です
価格は2000円程度で入手できます
PC本体の電源でも良いですが、今回の用途ではこちらの方が簡単です
同時に、HDD電源延長ケーブルを買うと加工が楽です
3.モニター
ゲーム基板はRGB出力が基本なので、家庭用のテレビで楽しむには
RGB→ビデオへの変換が必要になります
AitnendoのRGB->VIDEOコンバータが2480円です(2008年9月現在)
同時に「電源ジャック2.5->2.1mm変換」を買いましょう、出来れば2本
基板の初心者です押忍!という方は9vのアダプタを買う事をオススメします
最終的には不要となりますが、あっても困りませんし楽できます
4.スピーカー
PC用のスピーカーを用意しました
5番のコントローラーは後ほど
基板と接続する時にはコネクタを使うと便利です
オレはミスタードリラー2で掘る以外をしないと言うのであれば
基板に直接半田付けするという荒業でも良いですが、掘る以外も楽しんで欲しいのでコネクタを用意します
基板ショップで売っています「エッジコネクタ ピッチ3.96 56ピン」です
ヒロセ製の方が一般的で青色をしています
型番はヒロセ製がCR7E-56DA-3.96E
写真のKEL製は1168-056-009です
これを元に買えば間違いないでしょう(価格は900円弱)
最初にやることは、単純ですが非常に重要な事
向き決めです、コネクタに何か印刷されている方を基板面とすると良いでしょう
いざ配線の開始です!
配線するピンアサインは基板を買った時の説明書にも書いてありますが
JAMMA規格で統一されていますのでネットで探してそれを見るのも良しです。
注意点は向きです。情報としては間違ってる物は殆ど無いと思うのですが
その情報はコネクタを真正面に見たものなのか、後ろから見た物なのかを気をつけましょう
例えば、この資料の場合は
この向きで配線をすれば正しいです
基板とにらめっこした場合
部品面を上にして、左側2本が基板内で繋がっている
その隣の2本も繋がっている、そして何も繋がっていない
次に1本、そして次は切込みが入っている事を目印にすると良いでしょう
電源から半田付けします。
ここでの注意点ですが、コレは私の持っている電源特有の問題ですが
GNDが一個しかありませんので、GNDがある方を使います
真ん中2本ともGNDの電源なら、どちらか片方で大丈夫です
使うのは3本、黒(GND)・赤(5V)・黄(12V)
コネクタへの半田付けは資料を見て確認しながら
1と2がGND 3と4が+5V と書いてありますが1本でづつで良いので、この3本を接続します
次にビデオコンバーターを取り付けます
添付資料を見ながら確認
橙・・・RED
黄・・・GREEN
白・・・BLUE
黒・・・GND
赤・・・SYNC
ケーブルの色は適当なので間違えないようにします
黄色い12vのケーブルから数えて右へ6個目から
RED・BLUE・GND
先ほど接続したREDの裏側を確認して
GREEN 一つ左がSYNC
この8本を配線すれば動作テストができます
テストはできますが・・・ビデオコンバーターの9Vアダプタを買わなかった
紳士な方は電源ケーブルの加工が必要です
アダプタの変換ケーブルを切ります
それを、黄色(+12v)の裏側と、GNDの裏側に接続します
白い線が入ってる方が黄色の+12vの裏側になります
これを電源として使えば使えば良いでしょう
電源を入れれば、基板左上のLEDが点灯します
これで通電チェックができます
画面の方も表示されていれば成功です
次に音を出す為にスピーカーをつけます
スピーカーをただ付けただけでは、デモサウンドが切ってあると何も鳴らないので
コインの配線をして、コインを入れた音で確認したいと思います
青い部分がスピーカー接続です。基板面が+で反対側が−です
緑の配線がコインスイッチとGNDです。
この緑とGNDをくっつけるとコインが入った事になります
スピーカーはこんな感じで接続
コネクタが青くなったり、ケーブルの色が変わってますが気にしないで下さい
結線は+が赤で−が黒ですが、逆でも鳴りますので、ここはそれほど気にする必要はありません
もし音が鳴らなかったり、煩かった場合
基板についてるボリュームで調整してください。ドリラー2はこの部分にあります
音が確認できたら、とりあえず基板を遊ぶ基礎は完成です。