［経済］ようやく混雑解消？　阪急梅田本店前の東西コンコース開通（2012.10.2 14:06）

　阪急百貨店梅田本店（大阪市北区）の建て替えに伴い、阪急電鉄が平成２１年から改修を進めていた「東西コンコース」（長さ約７０メートル）が２日、開通した。ＪＲ大阪駅方面と「ＨＥＰファイブ」などの商業施設が立ち並ぶ地区が結ばれ、通行の利便性が向上した。

　改修前の付近の通行量は平日で１時間当たり約８千人、休日は同約１万１千人。改修中は通り抜けができなくなり、利用者は阪急梅田本店を南回りに大きく回り道していたほか、通路が狭い飲食店街「新梅田食道街」を通行するため混雑していた。

　新コンコースは地下１階と地上２階の３層構造。２階部分を新たに設け、ＪＲ大阪駅方面を結ぶ歩道橋に直結する。京都市から通勤しているという男性会社員（３２）は「すごく便利で、出勤もスムーズになる」とにこやかに話した。

　阪急梅田本店から阪急梅田駅に向かう「南北コンコース」（約１００メートル）は２０日ごろ開通。同店は１１月２１日に全面開業する。