米国:2空母群、西太平洋上に展開…中国の動きを警戒監視
毎日新聞 2012年10月03日 20時00分(最終更新 10月03日 20時29分)
【ワシントン白戸圭一】米第7艦隊司令部は、二つの米空母打撃群(空母部隊)が西太平洋上に展開し、警戒監視活動に従事していることを明らかにした。アジア太平洋地域で二つの米空母打撃群が合同で警戒監視に当たるのは異例。沖縄県・尖閣諸島の領有権を巡って日中関係が緊張する中、アジア太平洋地域で海洋進出を図る中国をけん制する狙いがあるとみられる。
米第7艦隊によると、合同で警戒監視を続けているのは米海軍横須賀基地(神奈川県)を母港とする「ジョージ・ワシントン」と、米西海岸を母港とする「ジョン・C・ステニス」を核とした二つの空母打撃群。ジョージ・ワシントン部隊は9月11〜19日にグアム近海で統合軍事演習「バリアント・シールド2012」に参加後、中東への展開を目的に米西海岸を出港したジョン・C・ステニス部隊と合流した。