原油輸送の大動脈、中東のペルシャ湾。
ここで今、アメリカ軍を中心に34か国が参加して合同演習が行われています。
ペルシャ湾では過去最大規模とされるこの演習。
想定しているのは、イランによる、ペルシャ湾入り口の封鎖です。
核開発をめぐって欧米と対立を深めるイラン。
アフマディネジャド大統領は、事態をどう見ているのか、NHKは単独インタビューを行いました。
アフマディネジャド大統領
「核エネルギーの利用はすべての国の権利。
それを奪うことは誰にもできない。」
緊迫するイラン情勢の今後を、最新情報をもとに、読み解きます。
傍田
「イランは、経済制裁を強める欧米諸国に対抗するため、ホルムズ海峡の封鎖も辞さないと警告してきました。」
鎌倉
「こちらの地図をご覧下さい。
そのホルムズ海峡は、ペルシャ湾の入り口に位置しています。
日本が輸入する原油のおよそ9割が通過するなど、世界で最も重要な原油の輸送路です。」
傍田
「イランによるホルムズ海峡の封鎖という事態を想定した今回の合同軍事演習。
NHKは、アメリカ軍、そして日本の海上自衛隊の船に乗船して現場で取材しました。」