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経団連会長 浜岡原発再稼働に期待
10月3日 18時39分

経団連の米倉会長は3日、静岡県にある中部電力浜岡原子力発電所を訪れ、津波対策として建設されている防波壁の工事現場などを視察し、安全性の確保と住民の理解を得たうえで再稼働に期待する考えを示しました。

経団連の米倉会長は初めて、静岡県御前崎市にある浜岡原子力発電所を訪れました。
はじめに米倉会長は、中部電力の幹部らを前に「震災によって原発に対する国民の信頼は損なわれた。原発を再び基幹的な電源として活用するには、国民の信頼回復が不可欠だ」とあいさつしました。
このあと、津波対策として1.6キロにわたって建設が進められている、海抜18メートルの防波壁の工事現場を視察し、担当者からおよそ70%まで工事が進んでいるなどと説明を受けました。
視察のあと、米倉会長は記者団に対して、「防波壁など二重三重の安全対策を見て、安全性が格段に強化されていると感じた」と述べました。
そのうえで、「安全性が確保され、住民の信頼も得たうえで再稼働ということになれば、世界的にも模範となる事例となるのではないか」と述べ、安全性の確保と住民の理解を得たうえで再稼働に期待する考えを示しました。

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