9月の仏・スペイン自動車販売が減少、緊縮策が痛手
[パリ 1日 ロイター] スペインとフランスで9月の自動車販売台数がいずれも減少し、仏業界団体は年間見通しを下方修正した。緊縮財政が景気を圧迫する中、自動車メーカーが置かれる厳しい状況が浮き彫りになった。
フランス自動車工業会(CCFA)が発表した9月の新規自動車登録台数は前年同月比18%減の13万6859台となり、スペイン自動車工業会(ANFAC)が発表した9月の新車販売台数も前年比36.8%減少した。
スペインの新車販売減少は9月1日からの付加価値税(VAT)の引き上げが影響したもので、増税前の8月の新車販売は3.4%増だった。それでも、ANFACは9月の統計について「失望する結果」との見方を示した。
フランスの自動車市場は11カ月連続で縮小しており、CCFAは2012年の見通しを従来予想の10%縮小から12%縮小に修正した。
今年の自動車市場の見通しについてはルノー(RENA.PA: 株価, 企業情報, レポート)も前週、フランスで13%、欧州全体では7─8%縮小するとして従来予想を下方修正している。
CCFAとANFACによると、1─9月はフランス市場が14%、スペインが11%、それぞれ縮小した。
ルノーブランドは9月の販売台数がフランスで36%、スペインでは51%と、それぞれ大きく減少。フォード(F.N: 株価, 企業情報, レポート)もフランスで32%減、スペインで40%減と落ち込みが目立った。
イタリアのフィアット(FIA.MI: 株価, 企業情報, レポート)はフランスで34%減少したものの、スペインでは13%減にとどまった。
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