活動状況

「北海道EMサミット2002」盛大に開催
〜環境浄化・資源循環型農業をめざして〜
 有機農業による安心で安全な農産物の生産を拡大推進する目的で、札幌のホテル「オテル・ド・レーゼン・サッポロ」にて、「北海道EMサミット2002」が9月28日からU-ネット主催で1,200人の参加を得て盛大に開催された。

 このサミットは福田顧問と石川運営委員の尽力により、石狩市、遠別町、大滝村、北村、新篠津村の共催、札幌市、北海道市長会・町村会、NHK札幌放送局、北海道新聞社、日刊留萌新聞社の後援、EMグループ各社の協賛により行われた。

 最初に、有機農業経営に進出した建設会社、EMによる有機JAS認定大規模農業経営、村あげてのEMによるクリーン農業(新篠津村)、生ごみの肥料・飼料化の実証についての事例が発表された。第2部では高橋U-ネット顧問による司会で共催自治体の首長によるフォーラムが行われ、各自治体におけるEM活用への取組経緯、現状と今後の方針や抱負について予定時間が超過するほど熱い思いが語られた。第3部は福井県宮崎村の木村村長から、取組み後環境も人の心も改善された事例「EM活用による健康で活力ある村づくり」、U-ネットの顧問でもあるツルネン・マルティ参議院議員による世界の動きと日本の現状を分析した「生ごみリサイクル法をめざして」の特別講演が行われ、最後の第4部は、比嘉教授により世界107ヶ国、国内では500を越える自治体で導入されているEM技術の実例を基に「EMによる大規模資源循環型農業の展開」の記念講演が行われた。また、その後開催された懇親会も会場に入りきれないほどの参加があった。休憩時間中などにはパネルブースで熱心にメモを取る人も多く、北海道におけるEMによる有機農業は今後めざましく発展すると予感させるものであった。

 翌日(29日)にはツルネン・マルティ参議院議員も参加する中で約150人の参加による事例視察が行われた。午前中と一日の2コースがあったが、8割以上の人が一日コースへの参加であった。

 最初に発酵肥料、飼料、生ごみ堆肥を製造している(株)K&Kの工場を視察し、石川社長から詳細な製造工程や原料・製品、また現状と今後の課題についての説明を受けた。次に新篠津村クリーン農業推進センターに行き、EMを活用して土づくりを基本とした農業を目指し、農家とセンターのシステム、EM堆肥だけによる野菜の栽培実験場、稲の比較栽培実験場の案内と説明を受けた。次に、畜糞堆肥化モデル施設である三笠市の高嶋牧場を視察し、飼料にわずか1%のEM発酵飼料((株)K&K製造)を混入するだけで、厩舎、堆肥舎、屎尿溜槽の臭いが激減していることに視察者が歓声を上げるほどの実体験が出来た。さらに、堆肥舎の積み上げられた堆肥は搬出時に混合するだけ(中間時の切り返し不用)という省力化が図られたことと、近隣耕作農家に喜んで引き取ってもらっている事の説明を受けた。最後にU-ネット技術委員である千歳市寺岡牧場を視察した。この牧場では牛にはEMで発酵した飼料を与え、牧草地は完全無農薬で自家製堆肥(生堆肥も使用)と活性液だけの栽培であり、完全循環型となっていた。EMを活用してからは牛の病気が減り長生きするため、搾乳牛の主体が7〜8才となって子牛の販売頭数が増えてきたので無理な搾乳は止めたとの説明があった。牧場には甘くて美味しい生乳と暖めた牛乳が用意されており、参加者は喜び競って賞味していた。

 各視察場所毎に同行の比嘉教授からそれぞれの技術の解説とアドバイスが行われたこともあり非常に収穫の多い視察であった。


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