芝さんは「EMの効果はいろいろあるが、EMで作った果物や野菜は日持ちがする。つまり、なかなか痛まない、という」と、効果の一面を紹介。そして「それはなぜか」と問い掛け、会場を一通り見渡した上で「EMを使うと内容成分が充実し、ビタミンや糖類等の含有率が高まるからです。普通の野菜と比べると、水っぽくないですよね」と続けた。 「これはEMの持つ抗酸化物質によって、光合成が促進されると共に、呼吸が抑制されるからなんです。無駄なエネルギーを使わなくなるから、効率が高まるんです」と、会場が納得いくまで事例を変えて説明を繰り返す。 ところが、有機農法やEM農産物っていうのは、一般的にはなかなか手に入りにくいですよね―と再度、会場の反応を見る芝さん。受講者の何人かが、そうだというように首を縦に振る。「それじゃーどうするか。ここにEM-Xを転写した袋があります。これに普通の方法で生産した野菜や果物を入れて保存するだけで、長持ちするし味覚もマイルドになるんですよ」。 続いて3種類の袋の特徴説明に。エンバランスは一般的な保存方法、つまり買った時の状態で冷蔵庫保管したイチゴやホウレンソウと、エンバランスに入れ冷蔵庫で保管したものなど、いくつかの実験例を収めた比較写真で説明。購入から11日経過したイチゴは緑のカビが付着しているのに比べ、エンバランス入りのイチゴはまだ新鮮な色を維持しているのが分かる。また、ホウレンソウは普通の保管方法だと萎びているが、エンバランスに入れたものはシャンとしている。 レーベントパックとKT-1はお米の保存袋として開発された。「米びつやそのまま置いておくと、米の中に虫が発生したり味が落ちる。ところがレーベントパックやKT1に入れておくと、いつまでも新鮮さが保持されるから不思議ですよね」と丁寧だ。 注意を与えることも忘れない。「要冷蔵の食品をエンバランスに入れて常温で保存すると、いくら品質保持能力が高いといっても腐りますよね。要冷蔵の品はエンバランスに入れた上で冷蔵庫で保存すると、そのままで保存するより長持ちし、味が良くなりますからね」と、基本的な要所はきちんと押さえる芝さん。 写真を見比べながら、納得する顔が増える。すかさず芝さんは、会場に配った説明書の表を示し(表参照)ながら謎解きに入る。「ものを腐らせないというのは、エントロピーが減少しているからなんです」という。会場に再び?マークの顔が出てくる。
そこで、さらに事例を紹介する。「錆びた釘をEM-Xに入れると、錆が取れる。こういう話もあります。EM処理した生ゴミを錆びたスコップでプランターに入れていたら、いつの間にかスコップがピカピカになったという。これもエントロピーが減少した例ですね。ということは、無秩序だった分子が規則的になったということです」と具体的な事例がポンポン飛び出す。 ホワイトボードに直線をバラバラに書いていく。「これだと何を意味しているのか判りませんよね」と言い、今度は3本の直線をH型に並べ「これがアルファベットのHを表しているということは、皆さん判りますよね。 つまり無秩序な状態では、単なる存在であったものが、規則性を持つことにより意味を持つ、言い換えれば、情報を持つようになるんです。 EMの持つ抗酸化波動は、物質を純粋な状態に導く働きがあり、そこに規則性が生まれるんです。 そして、規則性から情報が生まれると共に、エネルギーが発生し、またその情報を転写していく。 このエネルギーとは先程お話しした、エントロピーの減少に現れています。」「これは例えて言えば、人間関係と一緒です。無秩序な状態だと何人集まっても一人分の能力しか引き出せないのが、規則性を持つことで一人が3人、4人分の働きをするという、目に見えないエネルギーと同じじゃないかと思います。また、そういう和やかな雰囲気は、周囲にも良い影響を与えていきますよね」と話した。その後「効果が落ちることはないのか」との質問に対し、芝さんは「効果が落ちることはありません。袋が破れてしまうまで使えます」と言い、野菜や果物以外にも肉や魚にも使える、と述べた。(山里) |
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