EMフェスタ98 > ミニセミナー
掃除にEM
講師・金城守氏(米軍基地勤務)

 復帰後の沖縄は、台風の関係でかつての赤瓦木造住宅が次第に姿を消し、鉄筋コンクリート住宅に取って代わられた。木造住宅と異なり、アルミサッシの窓の普及で気密性が高まり、家の通気を悪くした。その結果、ダニや埃による呼吸器系疾患が増えている、との指摘もある。また共働き世帯の増加は、掃除の手抜きという傾向にあることも否めないとの声も聞かれる。
 化学薬品の掃除用品が市中に出回り、手に入り易いが、皮膚の弱い人やアレルギーのある人には使い辛く、そのことが掃除を遠去ける原因にもなっている。「カビ取り作業中に気分が悪くなった」「かぶれた」との声も多い。手軽に掃除でき、健康に影響の無いものってないだろうか、というのが多くの人々の願望でもある。このような「声無き声」に解決の方途を示したのが、金城守氏(36)(石川市在)のセミナーだ。
 額に汗し、大きな体を縮めるように朴訥と話す金城さん。身振り手振りを加え、懸命に説明するその姿に誠実さを感じた、という受講者もいた。
 数年前、石川市の自然食品とEM製品を取り扱うネイチャーライフを通し、EMの存在を知ったという金城さん。奥さんの実家が農家をしており、「最初はまさか、との気持ちが強く信じることが出来なかった。土壌の改善に良いとのことだったが、それでもコストが高くなるのではないか」と、半信半疑だったようだ。
 金城さんが認識を新たにしたのは、職場での実験からだ。ビル管理業務で米軍基地内の建物の掃除を一手に引き受けている金城さん。「EMを使う前は、丁寧に掃除し、換気扇おを回しているにもかかわらず、窓ガラスから差し込む太陽光線を通して室内に埃が浮遊していた」と、衝撃を受けた体験を包み隠さず披歴。
 ところが「EMを使うと室内の空気がクリーンになり、ダストも詰まらなくなり、埃が付いたとしても、乾拭きするだけですぐ落ちたのには、正直良いなと思った」と、緊張した顔に初めて笑みが浮かんだ。
 次に試したのが、風呂場の床や壁の掃除。磨き砂にEM培養液を混ぜて使うと、タイルの汚れ落ちが良いし、持続力がある。水垢や石鹸の汚れも落ちやすく、壁がピカピカになった。会社の約7坪ほどの風呂場の天井の黒カビはなかなか落ちず、「1時間も上を向いてゴシゴシするので首が痛くてしようがなかったが、EM-1号と糖蜜で培養液を作り、天井に掛けて約30分置いて、白いタオルをモップの先に付けて天井の壁を走らせたところ、スーッと簡単に汚れが取れ、掃除時間も15分で済んだ」と、ますますEMの魅力にはまっていく様子が伝わったくる。

 「レンジに活性強化液をかけて30分も置くと、油汚れの落ちも良い。さらにキッチン周りやオーブンにも漬け置きすると目に見えて分かりますよ。これで機械を拭いても、錆ないんですよ。部屋の悪臭除去にも効果があるんですねー」
 頭に手をやりながら、まだ照れの残る表情で「これはEM菌が皮膜を通し浸透していくからですね。まぁ、私には見えないから学者のようには分からないんですが……、言えることは使えば使うほどいいんですねー。これが」と、培養液の入ったペットボトルを持ち上げて見せた。
 スプレータイプのカビ落としが一般的になっているが、太陽光線の下で吹き付けて見て下さい。噴き出された霧状の薬品は前にだけ飛ぶのでなく、その人の体の周りを包んでいることが分かりますよ。だから喉がヒリヒリし、目がチクチクする。これをEMでやったらどうですか、体に良いに決まっているじゃないでしょうか。
 ところがEM活性強化液の甘酸っぱい匂いは、米国人には嘔吐物の匂いに感じるらしく金城さんは試行錯誤の末、EM1号と2号を組み合わせることでリンゴのようないい匂いに変えた。 また、カーペットを敷いた広い部屋が牛乳をこぼしたのか、すごい悪臭を放っていた。そこで部屋の中央と4隅の5ヵ所に合計3`のEMボカシを8時間置いただけで悪臭が取れ、清々しい香りに変わっていた。「まるで森林浴しているような気分なんですね」と様々な使用例を紹介。
 「私もそうでしたが、初めての人には光合成細菌がどうの、乳酸菌がどのと言うのは、取っ付きにくいが、やれば簡単です」と、考えるよりも行動を促す。「低コストなので、私は百gのポリ容器に培養液を作り、ひとりでは使えないので隣近所や幼稚園、知人などに分けている。一度使った人は“とりこ”になりますね。もっとないか、と要求してくるんです。EMのお陰で農業関係はじめ、清掃関係で多くの友人が出来た。EMは『隠れたボランティア』なんですね」と、ほんとに嬉しそうだ。
 拭き掃除はこまめにやることだと、金城さん。埃やダニが気管支系の疾病につながっていると言い、「埃はついても、EMは静電気を抑えるものですからすぐ取れるんです」と、クーラーのフィルターなども含め、家庭内どこでも使えると話し、セミナ