EMフェスタ98 > 発表大会
比嘉照夫教授総括[]

【EM-Xの基礎医学的見地と臨床応用】
 後藤先生の発表では、抗体抗原に関しての免疫過剰症、または免疫不全の概念の認識ができたと思います。実際にEM-Xが細胞膜を強化してプロテクターになり、一番大事なDNAの損傷を防ぐという具体的な実験を示して頂きました。この事が老化対策にもなります。アンケートを見ても分かりますが、飲み続けた人は大変良かったという事です。60%とという驚異的な数字なんです。医学会では20%の結果がでれば効果ありという暗黙の了解なんです。
 病気になったらたくさんEM-Xが必要ですから、病気にならない前に細胞やDNAを健康な状態に保つためにEM-X使うようにする。また、日頃から化学肥料、農薬を使わない、抗酸化力の高い食べ物を食べるようにする。そして生活空間の全てを抗酸化状態にすれば、病気にならないという状況を作り出す事につながります。そういう事で後藤先生には素晴しい情報を頂きました。
 
【北海道地内でのトマト栽培へのEM活用】
 野口さんのトマトの件ですが、実はご本人はあまり発表したくない、去年のトマトの出来が良く今年は良くないから、完全に成功してから発表したいと言われたんです。北海道トマトの大きなモデルになる訳ですから。
 しかし、中途な状態を発表したらそれを解決する情報が得られるからという事で、来ていただきました。
 報告を聞いて感じた事ですが、EMの使い方を農薬的感覚でスタートしていたと思われます。例えば活性液を1リットルとありましたが、活性液を1〜2リットル或いは10リットル程度しか使わないというのは、だいぶ前の話なんです。現在は10アール当たりに50リットル位散布していただくように指導しています。
 まずEM1号を上手に拡大活性すると100倍になります。会場にあります100倍利器等を使って100倍にして、1リットル2千円を100倍にして全て入れるという事です。植える前に徹底してEMを撒いて前処理しておけば、土の状態が変わります。
 それと同時に土が完全に抗酸化状態になる為には『錆び』が落ちて、土の中のフリーラジカルを誘発する物質が消える時間が必要です。その辺りを押さえておけば、来年はかなり期待できます。
 ただ、ここで注意しておく事は有機物をたくさん入れてパワーアップしようと、一度だけEMを入れても、その後にEMの援軍を送り続けていかなければ、土のレベルが抗酸化状態になっていない間は逆転をされる可能性があります。ですから、たくさんの有機物を入れたら必ず水をかける。この時にEM1号拡大活性液を500〜1000倍位にしてかけていきますと逆転現象はおきません。
 それでも今度のような異常気象が起こってくる場合はどのように処置するかが、農業の大きな課題になります。これは人間の健康も作物も同じで、フリーラジカルのレベルで決まります。作物が病気になるのも、高温や低温で枯れるのもフリーラジカルの絶対量で決まります。夏の高温障害、冬でも低温で障害を受けると、その受けた部分から活性酸素が出て枯れていきます。枯れる時に活性酸素が出てある一定のレベルにいくと植物の場合はアブジジン酸というホルモン、休眠ホルモンとも言うんですが、それが強くなると致死ホルモンに変わります。
 生命は全て自動調節装置を持っているわけですが、このレベルを上げようという事になると、EM-XとEM-Xセラミックスとの併用を考える必要があります。EM-Xは高価と言っても、EM1号1000倍とEM-X5000倍位にしてまくと、かなりの病害虫を抑えられます。これでもなお問題が出て来たときにEM-XセラミックスのパウダーまたはEM-Xセラミックスを柔らかく焼いて粉末にしたEM-Xテラという粉剤を10アール辺り1kgから2kgぐらい農薬を散布するようにまいて、葉っぱの上に落としていきますと、葉っぱの波動値が上がってきます。そして光線不足でもよく育つようになります。
 去る2月に熱海でEM-Xセラミックスの粉を使うべきだという話をしました。EM-Xセラミックスや、EM-Zセラミックスの基本的な性質で、核磁気共鳴波動というものがあります。これは、いろんな生物の中の有害な作用を起こさせない力があります。一昨年、EM-Xセラミックスを使ってウィルスの耐性を調べました。例えばエイズウィルスでも、植物のウィルスでもいいんですが、体に不調が起こると病気にかかりたいからウィルスさん来てくださいという信号を自分から出すんです。ですから病気人は結果的に自分が病気になりたいからなったんです。この信号をレセプターといいますがウィルスが電気的作用で体内のレセプターにくっつくんです。EMを使っていきますとこの電気的作用が起こらず、病原菌を呼ぶようなスタイルを取らないのです。こういう訳で、そのへんにウィルスがあってもくっつかないという原理が分かりました。そうであれば、このEM-Xセラミックスの粉を作物にかければ波動値も上がる、色々やった結果、年に1kgから2kg位を4回位散布するだけでも随分違うという事が分かりました。その時にはEM1号或いはEM-Xと併用して、EM-Xも1万倍位に薄くしも著効があります。
 飛騨高山の近くの丹川村は高原トマトで有名なんですが、今年はそちらも天候が悪かったんです。そこで長い間EMを使ってトマトを栽培している森さんが、EM-Xセラミックスの粉を撒いたら古い葉っぱの灰色カビの進行が止まって、その後の収穫もきちんとできたそうです。
 同じような事が長崎や熊本でもあります。これはトマトではなくてハウス・ミカンなんですが、この方は1回しか撒かなかったそうですが、ダニも貝殻虫もアブラ虫も全部消えて、おまけにモグラの害がなくなって味もよくなったそうです。これは全体の波動値が非常に高く上がったと言えます。
 ハウス全体を、またトマト全体を高波動の状態にしようという、徹底したEMのプロとしてのチャレンジがこれから必要だと思います。そうしていけば必ず素晴しい成果を上げることができます。
 
【EM-Xは健康生活への道連れ】
 リロさんについては、私は彼女の言っている事は極当然の事として受け取っていますが、皆さんの前で発表するには、ある意味では霊的な世界、精神世界の解明が進まないとなかなか紹介しにくいと思っていました。しかしEM-Xセラミックスの再現性、それからいろんな応用の世界が分かってきましたので、スプリッチャルな面からの影響も含めて発表を頂いた方がいいという事でお願いしました。
 まず最初にホメオパシーという考え方。ホメオパシーの場合はこの物質の持っている波動的性質が多量の水で希釈されても、またはそのものが無くなっても、この性質が水に残っていて、この水は前の物質を飲んだのと同じような効果をもつという考え方です。ですから、かつてはEM-Xが十分に手に入らない時は半分使ったら半分は波動をしっかり受け止められる不純物のない水を入れるという応用をして大きな成果を上げていました。
 それからEM-Xセラミックスのリングですが、これをツボにあてて頂くと、そこから出てくる核磁気共鳴波動が、体組織のエネルギーの歪みを正常に戻してくれます。昨日も私はパネルディスカッションの中でプラズマの話をしましたが、生物の体の中で生体プラズマによる元素転換が起こる現象はあると考えております。これはあると言い切った方がいいと思いますが、どうして生体プラズマかと申しますと、EM-Xを使うと通常なら相当の高温を加えるか、磁場を加えたり特殊な状態でないと活性化しない現象がそのまま生体内現象として起こるからです。すなわち通常なら反応しない安定した元素がプラスイオンとマイナスイオンに分離して混在するからです。
 リロさんのイメージでそれを追ってもらいますと、結局プラスとマイナスがバランスよくエネルギーの流れを調整している図になっているのです。ですからEM-Xを非常に包括的にとらえると、マイナスがいっぱいあった筈なのにプラスにベクトルが変わったり、行きすぎた場合は常に調整されることが分かると思います。例えば高血圧の人は正常に、低血圧の人も正常になるという調整機能を持っているんです。
 医療の現場の人にとってこれは大変有難いんですが、どうしてこの様な現象が起こるのかと疑問が出てくるのです。彼女の描いた絵の中にはその答えがしっかりと組み込まれていました。
 「バランスの取れた高エネルギーになると、瓶の中でもどこでも、そのような現象は起こるんだ」という事を彼女は後で話しておられたそうです。
 ですから、いろんなエネルギーを取り込んで、ノーマルな状態に持っていく。要するにフリーラジカルもエネルギーであり、強すぎるエネルギーなのです。物が腐って来るようなマイナス的なパワーもエネルギーであり、これをちゃんと転換をするという力がEM-Xセラミックスにはあるということです。
 ある畜産農家でEM-Xセラミックスの首輪を家畜に沢山かけている人がおります。これはとても効果があります。常にそういうものが接触をしていますと、偏ったマイナスエネルギーが正常な姿に戻されていく。こういった力が、このEM-Xセラミックスの中にはあるという事なんです。
 私はEM-Xセラミックスは半永久的ですよと言っています。EM-Xの中には生命の根源的なエネルギーがいろんな形で「混在」しているので、液状にした場合、セラミックスにした場合、パウダーにした場合、更に他の材料と一緒に使った場合すべてにおいて、その性能を高機能にするのです。今日のEM-X医学研究会でも、それに似たような報告がたくさんございました。
 
【具志川市における建築物へのEM応用事例】
 この発表事例は、すでに8年経過した具志川市図書館の水のリサイクルがベースです。8年の実績というのは100年でも200年でも歴史に耐えられる、世界中どこに持って行っても大丈夫だという位の力をもった実績なんですね。これをベースにして、今度はプールはどうかという事になった訳です。
 この発案者は具志川市建築部長(前図書館長)の知念氏で、市の建築物の全てにEMの応用を考えていた時期に、具志川市の町づくりをEMでやると公的に掲げた知念市長が当選し、就任2日目にEMで全国に向けたモデル都市にしたいと話されたということでした。
 昨日も具志川市の焼却炉のダイオキシン対策のお話をしましたが、それ以外に着々とEMの都市づくりが始まっています。このプールにつきましては、アトピー性皮膚炎の子供達は塩素消毒のプールでは泳げないという事から塩素が反応しない、反応しても塩素が悪さをしないプールをつくろうと始まったものです。私は塩素の殺菌の有無について、行政訴訟を起こしてでもなんとか止めさせようと何度か思ったんです。でもなかなか大変で、その時は大勢の人が賛成するんですが、いざ裁判所に行こうとなると、一人抜け、二人抜けで、最後は私一人になってしまう。それでは次善の策として殺菌効果もあるけれども、塩素の害が出てこない所を妥協点として探ろうという事になったのです。
 兵庫県の淡路島の津名町にあるEM-Xタイルで造ったプールがまず先駆けでした。これは塩素ゼロを目標にに掲げたものですから、関係当局から厳しいお叱りを受け新聞でも随分たたかれました。データも無いのにと言われたんです。基礎データはあったんですが、いざ誰かが責任を取ろうとすると、それを回避してしまう。こういう事でとうとう妥協しまして塩素は一応法律に従って入れました。その代り検査をして塩素濃度をさらに下げても大腸菌が規定以下であれば認めて頂くという事で承諾を頂いて、今では塩素は0.2から0.3%位で大腸菌ゼロ、そして水の中で全く塩素を感じさせない状態で運転をしております。そういう背景から具志川市の場合はコストを下げるためにセメントに初めからEMやEM-Xセラミックスを混ぜてペンキを塗り、法的な基準は云々せずにやっていきましょうという事になりました。
 プールを建設しているスライドの、最初のEM散布の説明のスライドの中に、さっきリロさんが話された小さい渦巻きが4個位あったのを気付いた方おられますか? あの中に白い雲、もしくはボーリングのピンみたいなものが4、5ヵ所写っていましたが、あれはこの土地が浄化されて良い土地になりましたという事なんです。写真にタイミングがあえば写るんです。あれが写っていたので、良い場所になったなという思いでスライドを見てました。
 もう一つは最後のプールの水面に気がつかれたでしょうか、普通は風が少ないと波が無くてべったりとした水面なんですが、EMで波動値が高い水面は常にさざ波が立っているんです。これはEMを使った川や水田でも同様で、EMの効果が出て来ると小さなさざ波状となりキラキラ光って水の面がとってもきれいに見えます。皆さんも多分あのプールの水を見てきれいと感じたと思います。
 私がEMについての情報を取るのが早いのは観察眼の違いだけです。あの水面に、水を手ですくってぱーっと投げて見ると水玉がざーっと走ります。水が悪いと、水玉はできません。本当にいい水にはポーンと真珠を走らせたような流れ方をします。いろんな所で私は体験していますが、是非水を観察する時にはそういう所も注意していただきたいと思います。
 それから、ログハウスへの使用。EMで作ったいぐさで畳を作る。それどころか土から徹底的にEMの波動が発生できるような状態にしている。使用する量は一体どれだけだといわれますが、私は通常は1から3%と言っています。使う材料によって0.5から0.1%、1000分1でもかなりの効果があります。これはさっきリロさんが言われましたが、どんなに薄めようが波動情報は変わりません。ただ強さ、あるいはそれを継続する長さは違うかもしれません。今までの経験ですと大体1から3%位で充分な役割を果たしています。(総括講演に続く)