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今回は私が見る環境問題、特に人間環境に関して思う事を述べてみたいと思います。 はるか以前の地球、そこでは人間をはじめ地球上にあるもの全ての調和がとれていました。今日では発達がある所では進みある所では遅れ、環境汚染、人口の増加など問題がたくさんあります。 特に人口問題に関しては発展途上国での増加が激しくて、それが環境に負荷を与えておりまして、水、土、自然資源を略奪しております。 今の所人口は55億ですが、今世紀末までには60億を越えると言われおります。この人口を支える為に化石燃料が多く使われてますし、工業利用から出るガスや毒性の強い廃棄物などが人間の食物連鎖に大きな影響を与えております。 水は地球上の多くを被っておりますが、その水には大きな役割があります。汚染を食い止め、海洋生物を保護し、そして北極、南極の環境を保護しています。 パキスタンのある海岸では汚染のため魚をとる事ができません。汚れた川や海の水は、オイルや処理されなかったゴミ殺虫剤、あおこ等が原因に海の表面を覆って太陽の光が海底に届かないようになってます。 そこでは海の動物も海が汚れたために非常に損傷を受けてます。見てるだけで悲しくなります。水の汚染は処理されない廃棄物から起こっています。 水牛を洗っている同じ水が人々の炊事や飲料水に使われています。この水に毒性廃棄物、水銀や鉛等の汚染が進んでおります。 浄水と健康がパキスタンの大きな問題で、私たちの国の70%の人がきれいな飲料水を飲めないでいます。世界中では15億の人が、きれいな飲料水を手に入れられません。そのために感染性の病気がはやりますし寄生虫も多くなります。マラリヤや栄養不良も多くなってます。 森は動物を保護し酸素や土や水を供給します。さらに木材や紙の材料として資源を供給します。国土の33%が森でなくてなりませんが、パキスタンでは切り崩してとても33%はありません。 生態系の多様性の重要さが言われますが、我々人類は食物資源を確保しエネルギー資源を供給するため、森を破壊し続けています。おかげで、大変重要な事なんですが、ここ100年の間に生態系の多様性が非常に少なくなって30%位の種が失われてしまったと言われてます。 温室効果で化石燃料による炭酸ガスや森が少なくなった事、窒素や炭素のサイクルが変わった事が生態系全体に影響を与えております。 残念ながら、人間だけが自分達の巣を壊している動物なのです。 カリダ ウスマニパキスタン国籍。首都ラホール在住。1964年パキスタン国立キングエドワード医学大学を首席で卒業。1966年から5年間、ロンドン国立病院外科病棟に勤務。1971年ファテマ・ジナー女子医学大学に外科助教授として加わる。1980年、外科教授に就任。外科長歴任後、1998年に同大学学長に就任。現在に至る。癌研究会パキスタン会長、WIEC(世界環境・癌協会)アジア支部長をつとめる。WIEC米国、欧州より功績を賛えられ、金メダルを授与される。
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