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写真1(祭り太鼓の演舞) |

写真2(開会のテーブカット) |

写真3(EM商品のブース) |
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写真4(EM書籍のコーナー) |
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写真5(ステージでの催し) |
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写真6
(メスのひよことヤギ) |

写真7(EM陶芸教室) |
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写真8(EMアクセサリー教室) |
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写真9(EM染め物教室) |
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写真10
(熱帯資源植物研究所の花と苗) |

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楽しいコトいっぱい! 地球が笑っている みんなも笑っている―。
今年で15回を数えた有用微生物応用研究会の発表大会「EMフェスタ98」は11月7、8の両日、沖縄コンベンションセンターの展示、劇場、会議棟と広場で繰り広げられた。
前日来の雨は、開幕1時間前にはすっかり上がり、吸い込まれるような青いさわやかな秋空が広がる。緑と赤地に白の「祭 EM」の文字も鮮やかな幟が、東シナ海からの風を受けてはためく。まるで来場者を歓迎して、手を振っているような感も受ける。
今大会には海外はオランダ、ドイツ、スイス、スペイン、韓国、台湾、ベトナム、シンガポール、マレーシア、パキスタンの10カ国の代表と全国から数百人が訪れた。
初日の7日午前9時半、劇場棟入り口でオープニングセレモニーが催され、はじめに琉球國祭り太鼓24人が「ミルクムナリ」「タチオトシ」の曲に、勇壮かつリズミカルに大太鼓と締め太鼓が和する。(写真1)
その余韻が漂う中、大会会長の比嘉照夫教授がマイクの前に立ち「知らぬ内に地球はダイオキシンや環境ホルモン問題をはじめ癌、シックハウスなど問題だらけになった。微生物の見えざる力で、安全かつ快適、コストが安く、高収益が得られる未来型社会をつくるためにも、(EMの)技術を楽しみながら活用していただきたい」と、あいさつ。 この後、来賓の下地幹郎沖縄開発庁政務次官、照屋寛徳参議院議員、嘉数昇明県議会議員、知念恒男具志川市長、宮城章宜野湾市助役、仲村三雄座間味村長と比嘉教授が紅白のテープに鋏を入れ、フェスタの開幕を祝した。(写真2)
会議棟の中央にはブース展示場が設けられ、EMやEM・Xを用いた抗酸化袋やキャンデー、牛乳、浄活水器、Tシャツなど出展15社自慢の製品がズラリ。加えて、EMに関する書籍も入門書から専門書まで揃う。製品を手に、担当者との間で使用法や製造法、“効能”などのやりとりが2日間、途切れることなく見られた。その脇ではEM・Zを取り入れた環境に優しい自動車が展示され、ビデオを見ながら、エンジンルームを確認しながら講師の説明を真剣に聞く姿も。(写真3/4)
特設ステージでは「ダーティー・ビューティー」の2人が軽い乗りで、初めての人には難解なEMのすべてを「博士」に扮したEM研究機構の屋宜芳文さんと、笑いを誘いながら分かりやすく解き明かしていく。(写真5)
熱闘EMクイズやEM食材を使ったソーセージ、バーベキュー、ポーポーなどの「クッキング」にも多くの人が足を運び、舌鼓を打った。
一角にはかわいいヒヨコのほか、EMで育てられたヤギも登場。ちびっ子らが歓声を上げながら、動物との触れ合いを楽しんだ。(写真6)
大人の目が向いたのは陶芸教室とアクセサリー教室、染め物教室だった。
小次郎窯が催した陶芸教室では、EM-Xを練り込んだ特製粘土を使って、カップや箸置きなどのヤチムン(焼き物)に挑戦。(写真7)
隣のひるぎ工房のアクセサリー教室は、夫婦や女性客、若いカップルが好きな竹踏炭やウッド・ビーズとEM・Xセラミックスを組み合わせて、世界に一つしかないブレスレットやネックレスつくりに余念がなかった。(写真8)
蘭からふ工房の染め物教室は、女性の姿が目立った。白のハンカチ2枚を千円で求め、ビーグ(イグサ)染めに挑む。銅媒染と鉄媒染の2種類で、前者は薄い萌黄色に、後者はやや灰色っぽい色に染まる。染色、媒染、洗いなどの間に他のブースを見て回っていた。(写真9)
展示棟と劇場棟の脇には12のテントが並び、EM植木市や具志川市EM関連異業種交流会の各種製品、EM農家が育てたEM野菜、熱帯資源植物研究所のラン、野菜の苗、わしたショップの沖縄土産が展示即売。今年の沖縄県は異例の長雨で野菜が高騰し、家庭の台所を直撃したこともあり、市価よりも安い野菜に人気が集中。また、デンファレや大輪のハイビスカス、ブーゲンビレアなどを買い求める光景が見られた。(写真10)
長野県辰野町のボカシづくりボランティアグループ(白籏郁子代表)は、54人の会員のうち19人が参加。参加者全員が初めての沖縄。暑さにびっくりするとともに、大規模な催しと会場の熱気にも「すごい」を連発。白籏さんは「いろいろな出会いがあり、楽しいです。多くのものを吸収して帰りたい」と、意欲的に語った。
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