EMフェスタ97 > ミニセミナー

自動車へのEM-Z・EM-Z
セラミックスの活用について
講師●宮澤 敏夫(イーエム総合ネット)
    安里 勝之(EM研究機構)   


EM-ZとEM-Zセラミックスを投入した展示
車を前に説明を受ける参加者

社会の現代。1960年代後 半は一家に1台が“中流の証”と言われたものだが、今では一家で約2台に。車が増えた分、当然のように吐きだされる排気ガスによって人体へ影響を及ぼし、ひいては地球温暖化、オゾン層破壊の元凶となっており、その対策が求められている。特に隣の中国やタイ、インドでは深刻な問題になっている。いかに二酸化炭素から地球環境を守るか―。
 世界中の関心が、今、二酸化炭素の規制値を決める京都会議に集まっている。ところが、私たちの身近に解決策があることを認識させてくれたのが、このミニセミナーだった。
 会場には、エンジン部分が一目で見えるようにボンネットが開いた乗用車が1台展示され、排気ガス問題や乗用車の性能をどう持続させるか―など関心を持つ多くの人が詰め掛けた。

EM-Xセラミックスを手に説明する安里氏。
 まずは安里さんが、自動車を対象に開発されたEM-ZとEM-Zセラミックスについて説明。  EM-ZはEM-Xをベースに、より起電力を高め、エネルギーや電子伝達がスムーズに行われるように作られた抗酸化資材。それを粘土に封じ込め、高温でセラミック化したのがEM-Zセラミックである。比較的低温で完全燃焼させる特性があり、省エネ効果が高く、騒音が著しく低下する。効果として
1、炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物、硫黄   酸化物の発生を著しく抑制
2、防錆、劣化防止  ―などを挙げた。  
  続いて、2000ccの乗用車を基準としての具体的な使用法を説明。製品を手に「EM-Zをバッテリー、ラジエーターに数滴投入し、エンジンオイルに入れる。オイルに混入する際は、オイル交換と同時に行うのが最も良い。同セラミックスは燃料タンクに15個、エンジンルームのラジエーター予備タンクに5個入れるだけ」。手軽に出来る様子に早速、来場者から手が上がった。「本当にそれだけでいいの」と怪訝な表情。
 安里さんはニコリと微笑んで「ええっ」と一言。淡々と説明を続けた。「実験の結果、(表参照)排気ガスに含まれる一酸化炭素が93%、炭化水素は98%も減少しクリーンになる。また、燃費も改善される。但し、燃費は一人なのか同乗車の人数、市街地か高速道路かでもちがってくる」と述べた。
 そして、展示されている乗用車を指差し、「この車は今年2月にワックス掛けたきりで、その後はEM-Z希釈液を定期的にスプレーして拭くだけで、こんなにピカピカなんですよ。汚れというのは、イオンに反応して付着するので、希釈液を用いることで汚れが付きにくい」と。「車内にも定期的にスプレーすることで嫌な匂いが取れる」とも。来場者は一様に驚きを隠さないどころか、半信半疑の人も。

資料を手に質問に答える宮澤氏。
 バトンタッチした宮澤さんは「皆さんが驚くの無理はありません。遊び感覚で、また、実験的に試してみてください。この製品はEM-Xセラミックス『遊・ご自由に』の延長線上にあるんです」と切りだし、「私も整備士にお願いしたところ、エーッと言われたんです。説得してラジエーター、エンジンオイル、燃料タンクに投入したら、こうなったんです」と展示車を示した。そして、実験データを数値を挙げて説明。すると、来場者の表情に変化が表れ、気の早い人は早速立ち上がり購入に。
 「給油口の奥にメッシュの施された車もありますので、セラミックスが投入できない場合もあります。整備工場で相談の上、確信を持たれてから使用してください」と注意。展示車の前に移動し、より具体的な説明を展開。エンジンルームの周りを囲んだ来場者の間から、自家用車の車種や排気量などを挙げ、使用法の質問が相次いだ。セミナー終了後も展示車の周りを多くの人が取り囲み、触れたりしながら自分の目と手で確認していた。