EMフェスタ97 > ミニセミナー

EM美顔術
講師● 島袋良光、ひとみ夫妻(美容室・啓真寿)


会場からの質問に丁寧に答える島袋氏。


 化学物質等を使わない美顔術を 追求している島袋さん夫妻。沖縄県読谷村伊良皆で美容室・啓真寿(ひろます)を経営し、シミや皺、たるみ、色黒、ニキビなど女性の“大敵撃退”に研究を怠らない。2日間で4回のセミナーを開き、来場者に市販の化粧品と独自に開発したEM波動水の違いを比較し、石油製品の怖さを検証した。
 「あまりにも化粧品の怖さを知らない人が多いんですよ」と前置きした良光さん。  女性客のほとんどが「えーっ?」という表情を浮かべる。「殺虫剤のスプレーを作る界面活性剤(第三石油類、危険物第四類、火気厳禁…)一つで化粧品ができるんですよ」と次第に細かな説明を加えていく。


実演に見入る会場の皆さん。

 良光さんの指示で、ひとみさんがビーカーに紅花油と水を小サジ2杯入れ、懸命に混ぜるが混ざらない。 「常識的に水と油は混ざらない。が、混ざらないはずの二つの液体が界面活性剤を混入するだけで上手く混ざるんですねー」
界面活性剤を入れると、その言葉通りに、三つの液体が次第に混ざり合い、白いクリーム状になるのを息を潜めて見入る人たち。  クレンジングやナイトクリーム、日焼け止めクリームなどは、全て石油類を使っている。殺虫剤を作るぐらいの物だから気を使ってほしい―と訴え、界面活性剤の種類と用途を説明。
 【陰イオン系】洗浄力を強化   シャンプー、リンス、トリートメント、シェービングクリーム  
 【陽イオン系】殺菌、柔軟、帯電防止   リンス、化粧品全般


油と界面活性剤でクリームを作って見せる島袋氏/ひとみ夫妻。

このように、私たちの生活のあらゆる所に顔を出している界面活性剤。ご存じだと思うが、商品には表示指定成分が付いている。「この商品にはどういった成分が入っている」と会社の誠意のように見えるが、実際は分かりづらい場所にしかも小さな文字で書いてある。
 髪の健康面からいうと、私はリンスを使うことを止めさせている。「ゴワゴワ」するという人がほとんどだが、じつは自然に乾燥させると艶のある髪になる。赤ちゃんや幼児の髪を洗うとき、水をかけるともつれるが、あれが健康で正常な髪なんです。

オリジナルEM波動水の作り方作り方。
そこで、無添加化粧品とオリジナルのEM波動水を勧めている。  EM波動水の作り方の説明を行う。
1、煮沸した備長炭をサイオン1号に浸し、天日で乾かす
2、サイオン1・2・3号を4対2対1の割合で混ぜる
3、(2)の混合液にEMセラミックを入れ
  (1)の備長炭を浸し1週間ほど放置。  「それだけで、波動が+13ほどの水が出来上がる。それに無添加化粧品があれば何もいらない」と良光さん。聴き入る人の表情は当初とは打って変わって、真剣そのもの。
 そこで会場から募った女性をモデルに、美顔術の実演を行った。無添加パウダーを充分に泡立てて軽くこするように洗顔するだけで汚れは充分落ちる―と言う。
 モデルの女性も「軟水のように水が軟らかいし、肌も軟らかくなった感じ」と感想を述べる。実演を指導したひとみさんの「私たちの手入れはこれだけです」の言葉に、会場から驚きの声が漏れ、互いに顔を見合わせる女性客。
 モデルの顔のマッサージを行い、最後はEMの蒸気を当てながら超音波で仕上げ。気持ち良いのか、モデルから軽い寝息が伝わってきて、会場の張り詰めた空気を和らげた。
 最後に良光さんは「市販されているクリームを超音波でマッサージしないように。超音波をあてることで、悪い成分が皮膚の中にドーンと入っていく。皮膚を破壊するばかりでなく、肝臓障害を起こすことも有り得る」と警告。「マッサージするときは、心の中から美しくなりたい、気分良くなりたい思ったとき効果は早い。逆にどうかな―と疑問を持ちながらのマッサージはそれなりの効果しか表れない」と述べセミナーを締めくくった。
 終了後は島袋さん夫妻の周りには、EM波動水の作り方や化粧品の問題点を再確認する人垣が出来た。