秋ナスの成り始めの頃は、木に勢いがあるのか、グローブのようなナスビが収穫のつど数個は見つかる。出荷はできないので、早めに収穫してニワトリにあげる。
今年は4回とも「地這いキュウリ」にした。地這いの場合は時々収穫の見落としがあり、画像のようなバットのようなキュウリもある。中の「ず」をとれば十分使える。キュウリがたくさん収穫できれば「バットキュウリ」はニワトリ行きになるが、少ない時は単価はつけずにワンパックに入れる。
キュウリは1回に12~14本しか定植しないが、4回蒔くので、成り始めと成り終わりは2~3週間重なり、24~28本定植しているのと同じ効果がある。
今年は
ナスビ・・・・・40本定植
ピーマン・・・20本定植
キュウリ・・・(12~14本)×4回=(48~56本)定植
ナスビ、ピーマンに比べてキュウリの採算は悪すぎる。
オクラは素手で扱うと「かゆく」なる。オクラの他にトーガンも素手で扱うとかゆくなる。表面に小さな「棘」のような無数の毛があり、これが手にささってかゆくなる。
イチジクを食べると「口」や「口のまわり」がひりひりする。これはイチジクを収穫する時に出る白い乳液の中に、フイシンというたんぱく質を分解する酵素が含まれており、手についてもひりひりする。
カラスに負けまいと、まだ多少未熟なイチジクを10個ほどちぎって口に入れたら、口はひりひり、手はかゆいかゆい状態が家に帰るまで続いて困った。
ツルムラサキを収穫したら仕分の時に、長すぎる茎を切ったりするが、それを藪の下に捨てていたら、茎の一部が根付いて新芽が出てきた。
ツルムラサキとエンサイは挿し木も簡単だが、コップにさしておくと根が出てきて観賞青葉としても楽しめるらしい。
燃料代が上がったからと言って航空会社は、さっさと燃料サーチャージ制で値上がり分を運賃に加算。
電力会社は電気料金の値上がりを決めた。
パンなど小麦製品も軒並み価格転嫁している。
農家も同じ。燃料、肥料、飼料の価格が高騰しているのだから、生産物に価格転嫁しなければやっていけないのは明白だ。でも立場が弱く、先の会社のようにおいそれとはいかない。(農業新聞8月27日)
農業用A重油価格は4年前の2倍以上
肥料原料も前年より2~3倍
配合飼料もこの2年で5割上昇
しかし、有機農業者は未来のこんな現実を見越して、あえてそれらに依存する農業形態をとらなかった。こういう農業者が現に2~3割は存在する。
自分はそんな高尚な理由からではなく、
(1)元手があまりかからず
(2)どちらかといえば放任栽培であり
(3)儲かる方を選択したかったが
(4)他の農業形態は自分には難しすぎた
(5)できると思えたのは有機農業だけだった
つまり消極的理由で有機農業を選択した。
農業環境の変化という外部事情に遭遇した時、「大規模農家」から先につぶれる。
企業組織は大規模ほど安定するが、農業は逆である。小規模ほどリスクが小さい。
大規模・・・20世紀型・・・人間疎外・・・環境破壊
小規模・・・21世紀型・・・土から癒し・・・環境保全
今、農業の現場では、法人化、集落営農化が推進されようとしているが、それは農業を企業組織に近付けようとする発想であり、うまくはいかない。
工業や商業に近付けようとすればするほど、土から受ける癒しは小さくなる。土に触れる小さな農業こそ生きがいにつながるが、法人化、もしくは集落営農化された農業には「土に対する喜び」は少ない。
法人化、集落営農化して、ひたすら効率や採算を追求しようとしても、人間疎外のような農業形態では、うまくはいかない。
第3セクター
グーグルで検索したら次のような記事があった。
『市や町などの公共機関
市役所や県庁からの出
でっかい橋やでっかい
倉敷チボリ公園の閉園が決定した。今日の山陽新聞に「行政の硬直性と民間の営利主義が矛盾し、負の相乗効果を生みやすいとされる3セク事業。破綻した他の3セク同様、ジャパン社も補助金に依存し、責任の所在があいまいな体質に染まった」とあった。
第3セクターのチボリ公園の閉園決定のすぐ後で、次の記事を読んだから、頭が混線した。
『大手総合スーパーのイトーヨーカ堂が出資した農業生産法人が、千葉県富里市で事業をスタートさせた。法人は株式会社・セブンファーム富里。資本金は300万円で、農家が80%、ヨーカ堂とJA富里市がそれぞれ10%を出資した。法人経営で最も注目されるのは、3者の連携がどう進むかだ。』
こんな法人にも補助金が下りるのだろうか?
夕方、雨が降る中、合羽を着て、メタン菌液肥をサトイモに施した。液肥は土がよく渇いている時に施すと「あたる」ことがある。
頭ではわかっていながら、今年は、ニガウリ全部、オクラの一部、トマトの7割が、メタン菌液肥が「あたって」枯れてしまった。
(今日の夕飯)
キャベツの炒め物・・・ウインナー
キュウリの炒め物・・・卵
サンマ・・・・・・・・・・・・市販の惣菜
Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
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