今回の人事は離党防止の狙いもありましたが、組閣から一日たった今、党内はどんな空気になっていますか?
(政治部・澤井尚子記者報告)
副大臣や政務官の人事も2日に発表されましたが、反野田の3陣営からは「ここまでひどい人事とは思わなかった」と反発を強めています。鹿野グループは午後、緊急で集まりましたが、「野田純化路線だ」と不満が噴出しました。とりわけ不遇となった原口陣営からは、「解散が近くなれば党を割る」との声も出ています。そこで、代表選ではグループを超えて野田降ろしを目指した「復活会議」を、来週にも再開させると息巻いています。一方で、政務官を打診されたものの、「大臣であれば受けるが、いつ終わるか分からない内閣で政務官なんてやらない」と断った議員もいます。さらに、野田陣営でも、ポストをもらえなかった議員は「元小沢側近を入閣させるなんて許せない」と反発していて、政権浮揚どころか足もとから揺らいでいます。