橋下徹 隠しきれなかった独裁者のルーツ (4) ウソとハッタリの政治手法

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 独裁者に必要な金と女を手に入れ、あとは権力だけとなっていた。
 そして、橋下氏は08年に府知事選に出馬し、みごとに当選。以降、府職員や教職員を敵と見なし、弁舌巧みに攻撃をする。そして、その様子を劇場さながらに府民に見せることで、大きな支持を受けていた。
 そして、次なる敵は大阪市の市長である平松氏であり、市職員である。二重行政解消のために、「大阪都構想」なる大きな賭けに出ている。
 前出・樺島氏が言う。
「橋下くんは、テレビに出演していた時に、『少年事件を担当していた』とよく言っておったけど、そんな話は本当に聞いたことがない。とにかく、ウソとハッタリばかりの男やと思うてます。『大阪都構想』いうのもハッタリ、いやウソやと思うてます」
 しかし、着々と舞台は整いつつある。大阪市長選と同時に行われる府知事選挙には、子飼いの「大阪維新の会」幹事長の松井一郎府議(47)を立てた。
 その対抗馬として、倉田薫池田市長(63)が府知事選への出馬を表明。自民・民主の大阪府議は倉田氏を支持する方針を打ち出した。
 ところが、自民・丸山和也参院議員(65)が府知事選出馬の意向を固めたことが判明した。丸山氏は橋下氏と番組で共演していた盟友でもあるが、大阪での知名度はイマイチ。自民党の組織票を割る可能性さえある。
 ますます橋下氏が主役で、それ以外の登場人物は端役に見えてくるではないか。
 前出・上原氏が話す。
「橋下さんの生い立ちをたどって、わかったことは、決して恵まれたとは言えない環境にありながらもそこからはい上がり、成り上がっていく橋下さんの姿であり、そのための努力を惜しまない姿勢はすばらしいということ。でも、自分がしてきた努力を他人にまで強いる姿は、独裁者というよりどこかのワンマン社長のようで違和感を覚えます。そして努力しないヤツはバカであり、そんな弱者を切り捨てるような政策には一つも共感できません」
 開演した「ハシモト新喜劇」はいかなる幕切れとなるのか。恐らく笑えないオチが待ち受けているのだろう。

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