■メタンハイドレートの燃料化、世界初の快挙へ!
2013年1月から3月にかけて、愛知県渥美半島沖で
メタンハイドレートを掘削し
メタンガスを生成するプロジェクトがスタートする。
このプロジェクトは
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が行うものであり、同機構はすでに今年の2月から事前掘削を行い成果を上げている。
JOGMEC公式サイト同機構は「
減圧法」と呼ばれる手法を開発したことで効率よくメタンハイドレードからメタンガスを抽出するこが可能となったとしている。
メタンハイドレートの生産手法の概念(減圧法)減圧法ではメタンハイドレートを地層中でメタンガスと水に分解し、メタンガスを回収する。
■日本が世界有数の資源大国に
今回、掘削の対象となっている愛知県渥美半島沖のメタンハイドレードの埋蔵量は11,415億m3(濃集帯*2で5,730億m3)と算定されている。
これは平成18年(2006年)の日本の天然ガス消費量の13.5倍となる量だ。
同海域のメタンハイドレート層に含まれるメタンガスの原始資源量*1を算定した。その結果、当該海域の原始資源量は、11,415億m3(濃集帯*2で5,730億m3)と算定、これは平成18年度の我が国天然ガス消費量(846億m3)の約13.5倍に相当する
詳しい調査が行われていない海域もあるが、日本の領海に存在する全埋蔵量は世界でも有数の量になる。
今後、原油価、天然ガスなどの資源価格が上昇するとともに、底価値を増していくことは間違いないであろう。
今回の掘削は太平洋側で実施される。
さすがに中国も愛知県沖は自国の領土であるとは言ってはこないだろう。
【naka773】
JOGMEC|資源情報館 - J NEWS WEB - メタンハイドレート 世界初の海洋産出試験がスタート 事前掘削作業フォトレポート -
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