法務省:無謀運転の刑罰で新たな法整備へ 遺族らの声受け

毎日新聞 2012年09月04日 12時00分(最終更新 09月04日 12時25分)

 危険運転致死傷罪の適用範囲の拡大を求める重大な交通事故の遺族らの声を受け、法務省は4日、無謀運転の刑罰について新たな法整備を行うことを明らかにした。今月7日に開かれる法制審議会に諮問する。

 法制審には▽危険運転致死傷罪の適用範囲を拡大する▽「準危険運転致死傷罪」のような新たな罪名を設ける▽過失事故の法定刑を上げる−−といった選択肢も含めた法整備を検討してもらい、早ければ来年の通常国会での法改正を目指す。

 無謀運転を巡っては、今年4月、京都府亀岡市で集団登校中の児童ら10人がはねられて死傷する事故が発生。車を運転していた少年が無免許で居眠りをしたとされたが、法律の構成要件を満たさないとして危険運転致死傷罪(最高刑・懲役20年)が適用されず、自動車運転過失致死傷罪(同・懲役7年)などで起訴された。

 これに対し、署名活動などを行って危険運転致死傷罪の適用を求めていた遺族らが、他の無謀運転事故の遺族とも連携しながら、法改正の必要性を訴えていた。7月には、法務省で滝実法相と面会し、無免許運転の厳罰化に向けた法改正などを求める要望書を提出していた。【伊藤一郎】

最新写真特集

毎日新聞社のご案内

毎日新聞社の本と雑誌

毎日新聞社の本と雑誌

TAP-i

TAP-i
ニュースを、さわろう。

MOTTAINAI

MOTTAINAIキャンペーン

まいまいクラブ

まいまいクラブ

毎日RT

毎日RT

毎日ウィークリー

毎日ウィークリー

Tポイントサービス

Tポイントサービス

毎日jp×Firefox

毎日jp×Firefox

毎日新聞のソーシャルアカウント

毎日新聞の
ソーシャルアカウント

毎日新聞を海外で読む

毎日新聞を海外で読む

毎日新聞のCM

毎日新聞のCM

毎日新聞Androidアプリ

毎日新聞Androidアプリ