■ 韓国の原発2基、トラブルで運転停止
韓国の原発2基が2日、トラブルのため相次いで運転を停止しました。トラブルで停止した韓国の原発は、今年に入って7件にのぼっています。
トラブルが発生したのは、韓国南部プサンにある新コリ原発1号機です。韓国の電力会社によりますと、2日午前8時過ぎ、原子炉内の制御棒のひとつが故障し、運転を停止しました。 また、そのおよそ2時間半後には、南西部のヨングァン原発5号機で蒸気発生器に水を送る給水ポンプが故障し、運転が自動停止されたということです。これまでに放射性物質の漏れはないとしていますが、故障の原因は分かっていません。 韓国には商業用の原発が23基ありますが、今年に入って故障のため原子炉を停止するトラブルが合わせて7件おきています。原発は首都ソウルから離れた南部や東部に集中しており、今回トラブルが発生した新コリ原発1号機は、対岸の日本の九州とはおよそ200キロの距離で、事故が起きた場合の影響を懸念する声もあります。(02日19:41)
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