名前、"change the world"と彫られている社員証。 そういえば返さなくていいのだろうか… |
2010年6月より2年4ヶ月在籍していた頓智ドットを9月末をもちまして退職しました。
最終出社日は8月28日でした。
お世話になった方々、深く御礼申し上げます。また、ブログでのご報告となりましたこと、深くお詫び申し上げます。
◆退職理由
一言で言うと「体が壊れた」。最終出社日以降、9月末まで休職していました。目眩と胃痛の頻度が激しくなり、CT撮っても胃カメラ撮っても結果がでないので、「過労によるストレスだね〜この業界の人ってほんとよく働くよねぇ…多いんだよねぇ…」とドクターストップ。 ※診断書が3000円もしてビックリしました。
今となっては最終出社日となってしまった日の帰り道、たまたま道端ですれ違った後輩に「一ヶ月迷惑かける。ごめんね。10月にまた!」と言ったくらい。戻るつもり満々だったんですが、9月最終週にまた病院に行き今後の相談をしたところ、「その状態じゃ今復帰しても悪化するからダメ、もうちょっと休んだ方がいい」とのこと。
どの会社もそうでしょうが、与えられた休職期間(頓智ドットは勤続年数によって休職可能期間が決まっていて、私は一ヶ月でした)を満了する際に医者のGOサインが出ない場合は復職できません。そして退職の申出があったものとみなされ、退職手続きを行うことになります。したがって、私の意志とは関係なく辞めざるをえない状況になりました。
オワタ…orz
まぁしょうがないよねぇ…
休職前に就業規則は読んでおいたので、こうなる可能性も頭の片隅にありました。
スタートアップ的ハードワーク、誰かが言ってた「24時間仕事」は大げさかもしれないけど、それができないならあの忙しさは無理だよな〜と納得する自分もいます。無理して戻ったとしても、ハードワークになるのは目に見えていたし。
「体壊したあげく退職」と書くと次の転職に差し支えあるかもしれませんが、他に退職の理由がないし、嘘つくのもイヤなので書きました。
急に休職・退職することになり、たくさんの方にご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。
社内外問わず、「もっと一緒にガッツリ仕事したかった」と思う方々の顔が次から次へと浮かんできます。
◆2年4ヶ月を振り返ると
前職辞める時にあんなごたいそうなこと書いておきながら結局こんなことになってしまい甚だ恥ずかしいのですが(特に前職関係者に顔向けできない…)、頓智ドットならではの楽しく目まぐるしい日々を振り返ると、密度濃くいい経験させてもらったなぁというのが一番の感想です。一社目、二社目共に大企業。「温室育ち」っていうんですかね。温室で育った私にとって、何もかもがゼロからであるスタートアップはとても大変で、刺激的でした。
まさか転職して広報や営業をやるとは思っていなかったのですが、いずれもいい経験になりました。お世話になった方々の背中を見つつ、未経験ながら手探りでなんとか大きな迷惑をかけない程度にやってこれたんじゃないか…と思っています(いや、たぶん迷惑かけてます。すみません)。
広報として、そんじょそこらの会社じゃ経験できないようなことをたくさんやらせてもらいました。入社1ヶ月後のプレスカンファレンス、その半年後にはLAUNCHカンファレンス調整からの3月にSXSWでアプリ出展、しかもTOEIC485点なのに海外出張、昨年末にはIVSでCEO交代発表、いろんなことがありました。CEO交代発表の際に会社のサイトがアクセスできなくなってしまったため、その後は会社のサイトの負荷対策も自分がやっていました。 「エンジニア上がりの広報」も悪くないんじゃないだろうか。
その後、まさか自分が営業やることにはるとは露とも思っていませんでした。「固定電話ありません」というスタンスの会社だったので面食らいましたw「コミュ障だから絶対に無理」と思っていました。電話で会話するの、ものすごく苦手なんです。
それでもたくさんの企業様に電話アタックしました。まだない製品を説明…知らない相手に…しかも電話…名乗るとたまに「どこの国の方ですか」と言われる…しばらくはマジで辛かった。でもアポが取れるようになり、いつのまにか百貨店・アパレルブランド・専門店・飲食、様々な企業様にtabのコンテンツパートナーとしてご参加いただけました。もちろん断られてしょんぼりすることもありましたが、そこから学べばいいじゃん、と割り切るようになりました。コミュ障でも営業できるもんだな〜と思った。
いずれの仕事も、たくさんの方と出会うことができました。世界がものすごく広がりました。世界の中の日本、日本から見た世界、というのを考える機会が増えました。
ただまぁ、とにかく激務でした。春以降のことはあまり記憶がないくらいです。
約束もすっぽかすし、物忘れ激しくなるし、むしろよくモノをなくしたし、なぜか右目だけ視力が落ちていくし、、、もう少し力を抜いてもよかったのかも?と今となっては思います。まぁ力抜いたら目標達成できなくてそれはそれでよくないことなんだけど、あと少し、もう少し余裕があれば、もっとうまい働き方を模索できたんじゃないかな、と思っています。もう遅いけど。
「営業経験は絶対に無駄じゃないから、最低でも半年はがんばってみよう」と思っていましたが、結局半年で体が悲鳴を上げました。
◆今後
何も決まっていません!むしろ考えていません。「いつまでにhogehoge」と言うと自分を追い込んで焦ってよくないと思うので、しばらくはそういうのも決めません。ほんと、のんびり過ごそうと思います。
一つだけ、うっすらぼんやり考えているのは、半年間営業やって「もっとプロダクトとお客様に近い仕事がしたい」とつくづく感じていたので、いずれはそういう立ち位置での仕事を探すんだと思います。ただ、年が年なので(33才)、この先また就職できるのかものすごく不安だったりもします。
傷病手当は申請する予定ですが、まだもらっていないので確実ではありません。お金のことはかなり不安です。
収入の目処はまったくないけど、住まいは実家から渋谷に完全移転しました。住所も渋谷に変えました。
親に退職のことを言ってないのもあるし、お金の面で、実家に生活費入れるのと渋谷のシェアハウス住まいなら、後者の方が何かといいかと思って。
というのも、実家は誰もいなくて、朝から晩までずっと一人で居ると人間として退化しそうなので、シェアハウスで人と触れ合っている方がいいと思い、そうしました。
身内、親戚各位、親にはくれぐれも内緒で!
◆最後に
この2年4ヶ月に出会った皆さん、本当にありがとうございました。…
33才。独身。無職。オワタ。
「夢はニート」と大口叩いてた頃が懐かしいです。うっかり夢がかないましたがこの先が不安過ぎて涙が出る。
いつ社会復帰できるかわからず、お金の心配は常につきまとうと思いますが、FacebookにFriendが1000人以上いるので、皆さんから一回ずつ、毎日食事を恵んでもらえれば1000日生きられるよな〜とぼんやり考えています。
だからみなさん、ご馳走してください。
Amazonのリンク貼っておきますからね。陣中見舞い、ちょっと早いクリスマスプレゼント、絶賛募集しています\(^o^)/
いや、いつかは社会復帰できるようにがんばります。