ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー

anko3710 とろろ

『とろろ』 10KB
虐待 小ネタ 子ゆ 虐待人間 よかったら読んでにぇ

補足
  • 虐待(ほとんどゆっくりの自爆みたいなもんです)
  • 小ネタ(ここんちのゆっくりにはこういう効果があるんですよってことで)
  • 虐待人間(食べ物を粗末にしてはいけません)


『とろろ』


 どうしてこうなった?

 疲れ果てた身体を引きずるようにして歩みを進める子まりさの頭の中はそんな思いであふれていた。
 あんなにゆっくりとした日々を過ごしていたのに。
 あんなにゆっくりとした家族と暮らしていたのに。
 気がつけば人間に母親れいむを潰され、自身と妹れいむはお飾りを奪われてしまった。
 そこにタイミング悪く父親まりさが狩りから帰宅。
 お飾りが無いことで愛しい我が子であることに気付かず、あまつさえ殺しにかかったのだ。
 「ゆぅぅ・・・・・・れいみゅのとおといぎしぇいは、わすれないのじぇ・・・・・・」
 父親まりさはまず妹れいむを殺そうとした。
 父親に虐待されながら妹れいむは子まりさのことを必死に見つめていた。
 何かを必死に叫んでいたようだったが、もう覚えていない。
 ただ、子まりさはそんな妹の瞳に「自分の事はいいから早く逃げて」という意志を読み取ることができ、命からがら逃げ出すことに成功したのだ。
 だが、その後も苦難の連続だった。
 何せ今の自分は帽子の無い、所謂「ゆっくりしてないゆっくり」である。
 他のゆっくりに見つかろうものなら、問答無用で殺される存在なのだ。
 現に、子まりさは何回か、他のゆっくりに遭遇し襲撃を受けている。
 幸いなのはそれらが全て子ゆ、赤ゆレベルの相手だったが為に、何とか逃げ切ることができたことだろう。
 「・・・・・・ゆぅぅ、どうしちぇみんにゃまりちゃをゆっくちさせてくりぇないのじぇ・・・・・・?おぼうちがなくちぇもまりちゃはきゃわいいまりちゃなのじぇ・・・・・・なんにもわるいこちょしてないのにぇ、どぼちてこんにゃひどいこちょを・・・・・・まりちゃだったらあんにゃひどいこちょ、ぜったいできないのじぇ・・・・・・」
 それがゆっくりの習性だから、だけでは納得できない理不尽さを感じていた。
 子まりさは、それが辛くて、悲しくて涙を流した。
 攻撃してきたゆっくりの中にはかつて一緒に遊んだ友達もいたのだ。
 「ゆぅぅぅぅ!ゆっくちしちゃい、ゆっくちしちゃいのじぇぇぇぇん!おなかしゅいたのじぇぇぇぇ」
 気付けばあれから何も食べていない。
 だが、ご飯を持ってきてくれる親はいないし、自分で取りに行こうにも他のゆっくりに見つかってしまう。
 まさに八方塞の絶望的な状況であった。

 「あら、こんなところに帽子もかぶらず泣きわめくブサイクなゆっくりまりさが。一体どうしたのかしら?」
 そんな子まりさに声をかけてきたのは一人の人間の少女だった。
 「ゆ、ゆぴぇ!?に、にんげんしゃん、なのじぇ!?」
 人間の恐怖は先ほど嫌というほど味わった。
 まさに同族ゆっくりに見つかる以上の絶望的な相手だった。
 「ゆびぇぇぇぇぁぁぁ!ゆんびゃぁぁぁぁぁ!もうやじゃぁぁぁ!ゆっくちさせちぇぇぇぇ!」
 子まりさは逃げることはもはや不可能と思い、絶望に駆られてその場でゆわんゆわんと泣き出した。
 それに困惑したのは人間の少女であった。
 「あらあら、まだ何にもしてないのに、困ったわね。・・・・・・そうだ、お腹すいてない?良かったらコレでも食べて元気だして」
 そういうと少女は子まりさの前に飼ゆっくり用の餌皿を置くと、水筒からドロドロとした白い液体を注ぎ込んだ。
 「ゆ、ゆ、ゆぅぅぅぅ?」
 少女の意外な行動に驚いた子まりさは泣くのをやめた。
 そして、目の前にある謎の白い液体と少女の顔を交互にみて、困惑した表情を浮かべる。
 「どうしたの?見た目はちょっとアレだけど、とってもおいしいわよ。さ、遠慮なくどーぞ♪ くすくす」
 初めのうちは警戒していた子まりさだったが、空腹を我慢することができず、恐る恐るペロリと白い液をひと舐めしてみた。
 「・・・・・・っ!!ち、ちあわちぇぇぇぇぇぇっぇぇ!」
 そのあまりの美味さに驚き、涙としーしーを漏らしながら叫んでしまった。
 「当然でしょ。うちの裏庭で栽培してる自然薯(じねんじょ)ですもの。おいしいに決まってるわ」
 どうやら謎の白い液体の正体とは自然薯をすりおろした「とろろ汁」のようだ。
 ゆっくりが好むあまあまほどではないが、天然野菜の風味が空腹と言う名のスパイスと合わさり絶大な旨さを醸し出していた。
 「うっめ!まじうめぇ!ぱねぇ、ぱねぇのじぇ!ちちちあわちぇぇぇぇ!」
 ずるっ!ずるるっ!ずっちゃ!ずるるっちゃ!
 子まりさは無我夢中でとろろ汁を貪り出した。
 「ちあわちぇぇっぇ!ちあわちぇぇぇぇ!」
 汁をすすりながら叫んでいたため口の周りどころか顔じゅうがとろろ汁まみれになっていた。
 白濁液まみれの顔をしたゆっくり。・・・・・・実に気持ちの悪い光景である。
 「気に入ってもらえたようでなによりだわ。くすくすくす!」
 少女はそんな子まりさを少し離れた場所でニコニコしながら見守っていた。
 手にはハンディカムのビデオカメラを持ちながら、である。
 「ゆゆ?なんだかおかおがむじゅむじゅしてきちゃのじぇ?でもそんなこちょよりもっとむーちゃむーちゃするのじぇ!うっめ!かゆ!かゆうまっ!」
 子まりさは自身の身体に起こり始めたわずかな異変を感じつつも、空腹を満たすことを優先し、目の前のとろろ汁をすすり続けた。

 「ゆ?あれはなんなのぜ?」
 「むきゅ!どうやらおかざりのないゆっくりのようだわ」
 ちょうどそこへ通りがかったのは野良の成体まりさとぱちゅりーであった。
 二匹は帽子の無い子まりさを訝しげな表情で見つめていた。
 「ゆー!おかざりのないゆっくりはゆっくりしてないのぜ!」
 「むきゅきゅ!ここはゆっくりとしたぱちぇたちがゆっくりとせいっさいしてあげるべきだわ!」
 自分よりゆっくりしていない存在を見かけたら見下さなければ気が済まないのがゆっくりクオリティである。
 ここぞとばかりにゲスッ気丸出しの表情で子まりさの元へと近づいていく。
 「ゆぉうゆぉう!かざりのないゆっくりがこぉんなところでなにをしてるんだぜぇ!?」
 高圧的な言葉を投げかけるも、子まりさは全く返事をしない。
 子まりさは、何やら地面にうずくまりモゾモゾと蠢いている。
 「おい、くそちび!まりささまをむしするんじゃないのぜ!」
 「むきゅぅ?まりさのこえがきこえなかったのかしら?これだからゆっくりしてないゆっくりは・・・・・・って、あなたなにをしているの?」
 ぱちゅりーは反応の無い子まりさの態度にイラつきを示したが、何やら様子がおかしいことも気が付いた。
 「・・・・・・がゆい」
 ようやく子まりさが何かをつぶやいた。
 「ゆ?なんていったの?ゆっくりせつめいして・・・・・・ってぇぇぇ!?」
 「ゆげぇぇぇ!?な、なんなのぜぇぇ!こいづぅぅぅ!?」
 持ちあげた子まりさの顔をみて、二匹のゆっくりは驚きの声をあげた。
 その顔は、白濁と砂利にまみれ、更には傷だらけだったからだ。
 「・・・・・・が、がゆいのじぇぇぇぇ!おがおが!がゆいのじぇぇぇぇ!だりぇか!ぺろぺろ!おかおぺろぺろしちぇぇぇぇ!ゆんやぁぁぁぁ!」
 どうやら顔にかかったとろろ汁が痒くなり、地面に擦りつけていたらしい。
 その為、ただでさえキモい顔が更にキモさ10倍の顔へと変化していた。
 「き、きもちわるいんだぜぇぇぇ!こっちくんなだぜぇぇぇ!」
 思わず体当たりを子まりさへ喰らわす成体まりさ。
 「ゆごぉぉぉぉ!?べじゃ!」
 吹き飛ばされた子まりさはとろろ汁の餌皿の中へとダイブしてしまった。
 餌皿にはまだとろろ汁がたっぷりとあり、さながらそれはとろろのプールであった。
 とろろ塗れになった子まりさは全身に発生した痒みにもがき苦しみ出した。
 「がゆぅぅぅいいぃぃぃぃ!!がゆいのじぇぇぇぇぇぇ!!」
 びったん!ばったん!
 「な、なんなのぜ、これぇ・・・・・・」
 「ゆぶぅ!ぎもぢわるいわ・・・・・・」
 ドロドロのとろろプールでのた打ち回る子まりさの気持ち悪さに、二匹のゆっくり達は顔面を蒼白にして見つめていた。 
 「ゆひぃ、ゆひぃぃ、がゆい、がゆい、がゆい・・・・・・!」
 必死の思いでプールから脱出した子まりさは、ちょうど目の前にあった自分より少し大きいくらいの石を見つけた。
 「こ、こりぇで、がりがりするのじぇ!がーりがーり!がーりがーり!ぎ、ぎんもじいいのじぇぇぇぇぇ!!」
 全身の痒みを抑えるべく、ゴツゴツとした石に身体を擦りつける子まりさ。
 その壮絶な快楽に味をしめた子まりさは、徐々に擦る速度を上げていった。
 「ゆ゙、ゆ゙、ゆ゙、ゆ゙!がりがり!ぎぼじいぃぃぃぃ!んひょぉぉぉぉぉ!がりがりー!がりがりがりがり!」
 人間でも皮膚を掻き毟ったら血がでる。
 ましてや、貧弱饅頭ボディの子ゆっくりである。
 常軌を逸して身体を掻き続けたらどうなることか。
 「お、おい!?なに、やってるんだぜ!?そ、そんなにしたら!ば、ばかなのぜ?しぬのぜぇぇ!?」
 さっきまで殺る気満々だったにも関わららず、思わずそんなことを口走ってしまうまりさ。
 それほどまでに子まりさの行動は常軌を逸していた。
 「な、なにやっでるのぉ?!ゆげぇ!ゆげぇぇぇぇェレエレエレ~!!」
 子まりさの姿を見てぱちゅりーがついに生クリームを吐き出してしまった。
 子まりさの皮はとっくに破れ、中から餡子がどろどろと溢れ出していたのだ。
 それでも子まりさは身体を掻き毟るのをやめない。
 身体に付着したとろろ汁が傷口に流れ込み、更なる痒みを引き起こしているのだ。
 「ゆぎゃぎゃぎゃぎゃ!かゆいのじぇ!もっと、もっとがりがりするのじぇぇぇぇ!!」
 擦り過ぎて中枢餡をやられているのかもしれない。
 とうとう子まりさは石の尖った部分を傷口に突き刺し始めた。
 「ゆげぇ!ゆぐ!ゆげぇっへぇ!へぇあぁぁ!」
 何度も何度も。餡子をぶちまけながら、子まりさは気が狂ったかのように突き刺した。
 それは壮絶な自傷行為だった。
 もはや痒みは全身どころか中枢餡にまで達しているのかもしれない。
 「こ、こいつおかしいのぜぇぇぇ!?も、もうおうちにかえるのぜぇぇぇぇ!ゆんやぁぁぁぁ!!」
 まりさは成体であるにも関わらず、恥も外聞もかき捨てて逃げ出そうとしていたが、恐怖で足がすくみ動けない。

 そんな様子を少女は離れた場所からビデオカメラで撮影していた。
 「くすくすくす!まさかこれほどまでに効果があるとは思わなかったわ。・・・・・・とろろ、効果は、レベル5、っと」
 録画だけではなく観察ノートの記入も怠らない。
 そのノートに書き込まれた膨大なゆ虐データが、これまでの少女の虐待経歴を物語っている。
 「あら、そろそろフィナーレかしら。くすくす」
 そして子まりさにも終焉の時が訪れる。
 「もっど、もぉぉぉ~っど!ゆっぐぢぃぃぃぃぃ!!」
 ブシュ!
 鋭利な石の先端がとうとう中枢餡の奥深くに達したのだ。
 「・・・・・・ぎ・・・・・・もじ」
 ベチャァリ
 子まりさは大量の餡子をぶちまけながら、息絶えた。

 「実験はこれにて終了ね。さ、後片付けしなくちゃ。・・・・・・あら?あなた、そんなところで何してるのかしら?」
 少女が死んだ子まりさの元にやってくると、ガタガタ震えながらしーしーを漏らしている成体まりさを見つけた。
 「ゆ、あ、あ、あ、・・・・・・!?」
 子まりさの壮絶な死に様に衝撃を受けて動けずにいた。
 ちなみにぱちゅりーはゲロ吐いた時点で既に死んでいた。
 「くすくす、良かったらあなたにもあげるわ。と・ろ・ろ♪ 」
 ダバダバと、残ったとろろ汁を少女はまりさにぶっかけた。
 「ゆ、ゆ、ゆ、・・・・・・?」
 「それじゃあね、ばいば~い」
 そうして、少女は何事もなかったように去って行った。

 「ゆ、ゆ、ゆ・・・・・・?な、なんだったのぜ、」
 暫くの間放心状態から抜け出せずにいたまりさであったが、ようやく気を取り直したようだ。
 「もう、おうちにかえる、のぜ・・・・・・」
 おぼつかない足取りで、ゆっくりと棲み家へと歩みを進める。
 いつの間にやら身体がベトベトになっていることに気がついたが、そんなことはどうでもいい。
 今はとにかくゆっくりできるお家に帰って、思う存分ゆっくりしたい。
 それで全てはゆっくり収まる。
 恐ろしい記憶はさっさと忘れて、再びゆっくりした日常へと戻れるのだ。

 「ゆ、ゆぅ?なんだか・・・・・・からだが、むずむずするのぜ・・・・・・?」

 ただし、身体に何も起こらなければの話であるが・・・・・・

<了>

前作:anko3646_ゆっくり教育


挿絵:車田あき