ＪＲ大阪駅北側の再開発地域「うめきた」の高層ビル群「グランフロント大阪」（大阪市北区）の中核部分が来年４月２６日に開業する方向で調整していることが分かった。大型連休直前にオープンすることで、にぎわい創出を図る。

　建設中のグランフロント大阪は高さ１７０メートル前後の４棟の高層ビルで構成する。このうち、ターミナル駅併設では国内最大級となる商業施設（延べ床面積約８万７００平方メートル）や、先端技術の研究や情報発信を担う知的創造拠点「ナレッジキャピタル」（約８万８２００平方メートル）の部分は来年３月末ごろに施設が完成する見通し。このエリアを中心として４月２６日に「まちびらき」をする方向で準備を進めている。

　グランフロント大阪にはこのほか、オフィスや英国系高級ホテル「インターコンチネンタルホテル大阪」、超高層分譲マンションが併設されるが、ホテルとマンションのオープンは来年夏に予定されている。【新宮達、宇都宮裕一】