各務原の殺人:関係者に驚き 2人勤務の病院、交際把握せず /岐阜
毎日新聞 2012年10月02日 地方版
各務原市の自宅アパートで臨床検査技師の片岡夕子さん(29)が、交際相手だった上司に殺害され、遺体で発見されてから一夜明けた1日、関係者らは突然の出来事に「まさか」と驚いた様子を見せた。
2人が勤務していた東海中央病院によると、2人とも臨床検査科に所属。片岡さんは心電図や肺機能などの検査を行う生理検査室で、宮部高典容疑者(32)は検体検査を行う微生物検査室で働いていた。2人の上司(60)は「特に仲がいいという感じでもなかった」といい、交際は把握しておらず、「信じられない気持ちだ」と話した。この上司は、片岡さんについて「まじめで、指示に従ってきちんと仕事をしていた」、宮部容疑者については「熱心に専門分野を勉強していた。友達も多かった」と話した。
宮部容疑者が昨年結婚した女性も同病院の臨床検査技師で、2人を知る人らは「幸せそうな様子だった」と話す。
病院などによると、宮部容疑者は殺害したとみられる29日、午後4時ごろまで研究会に出席。その後、片岡さん宅を訪れたとみられる。