環境税導入 家計負担増見通し10月1日 5時8分
地球温暖化対策を促すため、石油や石炭などに課税する「環境税」が1日から導入され、光熱費などの上昇で家計の負担が増える見通しです。
1日から導入される環境税は、石油や石炭、LNG=液化天然ガスなど様々な燃料に課税する「石油石炭税」の税率を引き上げ、その増税分を再生可能エネルギーの普及や省エネ対策などにあてるものです。
環境税は導入当初の今年度は石油1キロリットルあたり250円課税され、ガソリンなど石油製品の小売価格に上乗せされた場合は、1リットル0.25円の負担増となります。
環境税の税率は今後、平成28年度まで2年ごとに段階的に引き上げられ、平成28年度には、ガソリンなどの石油製品で1リットル0.76円の負担増となります。
環境税の導入で、電力会社やガス会社は料金への上乗せを検討しており、政府の試算では、増税分がガソリンや電気料金などにすべて上乗せされた場合、平成28年度には、平均的な家庭で年間1200円余り負担が増す見込みです。
また、企業が燃料費の増加による物流コストの増加などを製品やサービスの価格に上乗せする可能性もあり、家計の負担はさらに増えることも予想されます。
負担増はどれくらい
環境税の導入による家計への影響についての政府の試算です。
それによりますと、環境税が燃料価格や電気・ガス料金にすべて上乗せされた場合、当初の税率が適用される今年度と来年度の平均的な家庭の負担増は、今年度がおよそ200円、来年度は年間400円程度になっています。
ただ、環境税は段階的に引き上げられるため、試算では平成28年度には平均的な家庭の負担増は年間1200円あまりになるとしています。
平成28年度の負担増加の内訳は▽電気料金で522円、▽都市ガスの料金で138円、▽プロパンガスで69円、▽灯油で158円、▽ガソリンで340円となっています。
このうち、電気料金について東京電力は、原発事故以降の経営悪化を理由に、ことし9月から実施している値上げの中に、すでに環境税の課税分を反映しているということです。
一方、ほかの電力会社は対応を検討中としていますが、各社とも原発の運転停止による火力発電用の燃料費増加で軒並み業績が悪化しており、電気料金に環境税が上乗せされることも予想されます。
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