トップページ経済ニュース一覧プロパンガスで動く発電機開発
ニュース詳細

プロパンガスで動く発電機開発
10月2日 16時51分

東日本大震災の被災地でガソリンが不足し、発電機が使えなくなることが多かったことから、家庭にあるプロパンガスで動かせる小型の発電機が開発されました。

開発したのは、大手自動車メーカーの「ホンダ」で、家庭にある一般的なプロパンガスのボンベ1本分に当たる50キロのガスがあれば、およそ100時間発電できるとしています。
価格は、発電機やホースなどを合わせておよそ23万円で、すでにガス機器メーカーを通して2か月前に発売されていますが、2000台の受注があったということです。
通常、発電機の燃料にはガソリンがよく使われますが、震災の被災地では、調達が難しい状況が続いたため、今回、家庭にあるプロパンガスでも動かせる発電機を開発したということです。
ホンダの志賀雄次事業本部長は、「震災以降、万が一の災害に備えるというニーズが出ており、今後も製品の開発を進めたい」と話していました。
自動車メーカーの間では、「トヨタ自動車」と「三菱自動車工業」が、ハイブリッド車や電気自動車のバッテリーを、家庭用の電源として利用できるようにするなど、停電でも対応できる技術開発が進んでいます。

[関連ニュース]
このページの先頭へ