台風に泣かされてます

今年は週末となると台風が発生している。これらの台風に泣いている人は実に多いと思う。台風も自然現象の一つであり、この世になくてはならないものだろうけど、これほどたび重なる影響を受けてしまうと、恨み節の一つも言いたくなる。

８月には今世紀最大と言われた１５号台風で、沖縄、那覇のホテルに館詰となった。結局、ケラマに行けず体は濡れないままに東京に戻った。

そして９月下旬、沖縄・宮古島ロケのため器材を民宿に送ったが、１７号台風で出発を取りやめた。器材だけが行ったり来たりだ。

そして今、東宝の劇映画の水中シーンを控え、またまた１９号台風に泣かされそうなのだ。

この映画は、「真夏の方程式」（東野圭吾・原作）、監督・西谷　弘　で、南伊豆で水中シーンを撮ることになっている。主役は福山雅治さんで、シュノーケリングで海中を潜る。

素もぐりなのに難しいシーンの連続で、かなり困難な撮影となりそうだ。できることならどのシーンも一発オーケーといきたいところなのだが・・・。

宮古島ロケが中止となったので、映画のカメラテストは存分にできた。息子の卓哉に水中撮影のチーフを頼み、ようやく完成したキヤノン製Ｃ３０0を初めて水中に入れた。このカメラはハリウッド映画にも採用されている優れ物だが、フルマニュアルというところがミソである。

水中のバランステスト、プールのタイルを写してのフォーカステスト、アイリスの操作など、一通りのテストを終えて、テレビ画面で細かく撮影チェックをした。その結果、かなりクオリティーの高いカメラであることが解った。

このカメラを持っていよいよ３日にロケ地入りをする。だが・・・そこに台風１９号の発生だ。このままの進路では伊豆方面は完全にアウトである。天気予報ではロケ中はすべてお天道様を望めないようだ。

こんなこともあろうかと、実は晴らす秘策をぼくは隠し持っている（だといいけど・・・）。ロケ中は絶対に晴れる。いや、晴らしてやる、晴れるんだ。晴れろ。　　なんとか、晴れてくれぇ・・・たのむぅ・・・。