労働傷病兵社会省外国労働センターはこのほど、今後年末までの韓国への新規労働者派遣が不可能になったと発表した。韓国の外国人労働者雇用に関する法律が改正されたためで、韓国側から「忠実な労働者」との評価が得られた労働者のみが、優先的に派遣されることになる。27日付ハノイモイ紙(電子版)が報じた。
忠実な労働者とは、「唯一の労働使用者の下で合法的に4年10か月または6年間勤務した者」などの条件を満たした労働者で、9月20日時点ではベトナム人566人が忠実な労働者と認定されている。このうち433人が韓国への再派遣を希望して登録手続きを済ませ、210人は既にビザを取得している。
外国労働センターによると、ベトナム人労働者の受け入れが制限される背景には、滞在期限後に不法就労・不法滞在を続ける者の割合が50%を超え、約1万1000人に上っている現状があるという。この数は2011年末の8780人から急増している。こうした状況が改善されない限り、受け入れ制限が厳しくなることは確実とみられている。