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田中文科相が批判「エネルギー戦略は矛盾」

 田中真紀子文部科学相は1日、閣僚名簿の発表後、官邸で記者団に対し、2030年代に原発ゼロを目指しながら、使用済み核燃料の再処理事業を継続するとした政府のエネルギー戦略について「大変矛盾している」と述べた。新閣僚が政府方針を明確に批判する形となった。

 また田中氏は、30年代に原発をゼロにする目標に関し「なかなか厳しく、ハードルが高いのではないか。目指す目標であって、なかなかそうはいかないと思う」と述べ、実現は難しいとの見解を示した。

 再処理事業は、原発で燃やした核燃料を再処理し、プルトニウムなどを取り出して混合酸化物(MOX)燃料に加工、再び原発で利用する核燃サイクル政策の中心となる。原発がゼロになると、再処理事業の意義は失われるとして、政府のエネルギー戦略の整合性を疑問視する見方も広がっており、田中氏はこうした声を代弁した格好だ。

[ 2012年10月1日 19:18 ]

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