| 京畿道軍浦市（キョンギド・クンポシ）が約５億２０００万ウォンをかけて設置したという「フィギュア・クィーン」キム・ヨナ選手の造形物の制作費が１０倍に水増しされたという疑惑が提起された。「軍浦市不正真相究明市民対策委員会」は２４日午前、記者会見を開き、「キム・ヨナの銅像を作る過程で手抜き設計で施工費が水増しされ、設計とは違う造形物が制作されたにも関わらず、軍浦市は手を拱いていた」とし、真相究明と検察捜査を促した。
委員会によると、造形物の制作に投入された公式費用は合わせて５億２０００万ウォンで、この中で設計用役費などを除いた造形物制作だけに約４億７０００万ウォンがかかったとされている。委員会は、「自体的に専門業者２ヵ所に見積もりを依頼した結果、５２００万ウォンあれば造形物の制作が可能であることが分かった」と話した。委員会は、市が造形物設計用役を照明・デザイン業者と景観・照明設計業者に随意契約で任せた点も問題に指摘した。
円形の柱、地球の形象、キム・ヨナの人物像で構成されたこの造形物は軍浦市がこの町出身のキム・ヨナ選手を通じて、市のイメージと地域住民の誇りを高めるという趣旨で、１０年１１月、軍浦市山本洞（サンボンドン）のチョルチュクドンサン（ツツジの丘）に建立した。疑惑に対し、軍浦市企画監査室の関係者は、「当時の行政手続きに従って適法に処理されたと把握している」と言う一方で、「間違えた部分があったら、改めて確認して措置する」と話した。
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