ドラクエX フローラ溺愛ロード

人界回帰

我が最愛の嫁フローラの石化がとけたところから書こうと思っていたものの、それじゃあまりにあんまりでしょう、と思い直してのロード8。
私も人間がなまくらに丸くなったものだな、ふぅ。

石にされること10年。
主人公の前に、フローラ譲りの不屈のDNAをもつ双子らが、ステテコパンツなサンチョとともに現れた。
そして石化は解かれ、冒険が再開される…!

双子(兄):「お父さんっ♪」

(°o°C=(_ _;バキッ

双子(兄):「…な…っ…????」
主人公:「十の子供に父親呼ばわりされる覚えはないっ! 俺がいくつの時の子供だっちゅーねん! どんな無茶苦茶な少年時代を送ってたんだ、俺はっ!」
双子(妹):「お…お…おとぉさん…?」
主人公:「はっ! そ、そうかっ。10年も年月が流れていたんだったな…。つい忘れていた…!」
双子:「……」<まだ遠巻き
主人公:「でも、そんな込み入った事情も知らない人間どもは、愚かな誤解をするものなんだぞ♪ これからは、だから父さんのことは兄さんと呼べ!
双子(妹):「…でも、お兄ちゃんは、お兄ちゃん(双子・兄)だよぅ…」
主人公:「そっちは、じゃあってことにしよう
双子:「(  ° ▽ ° ;) エッ
主人公:「仲良し三人兄弟だぞ! イイナー。大きいお兄ちゃんと一緒だぞ〜♪」

双子(兄):「サンチョさん…、こんなバカ親いらない…
サンチョ:「指差しちゃいけませんよ…。お気持ちは充分わかりますが…(ハラハラ・涙)」


宴会好きで、惚れた女ひとり守れんで男を名乗るなかれ!…な国民性…(たぶん)

ふらっとやってきて即位して、女ひとりのために国を捨てて行った末、10年も行方不明(石になってたんだけどさ)な主人公だったが、なんの問題もなく迎えてくれる我が祖国グランバニア
どっか問題があるような気もするが、良い国だ。<俺にとっては

とはいえ、妻フローラは可及的速やかに助けたい。
海の洞窟からエルヘブンに突入。
マーサ母の血筋と魔界に関する荘厳な語りとか、パパス王との甘酸っぱいお話なんかは、なるべくスルー。
魔法の鍵と魔法の絨毯を盗って、先へ進むぞ。
天空への塔だ。
マグマの杖をギッたら、さっさとルーラ!
たどりついたぜ、トロッコ洞窟

プサン:「というわけで、仲間になります。だからといって期待しないで下さい♪ 皆さんが戦闘してます間は、後ろでスーダラ節を歌い踊り狂ってますので、そのおつもりで」
主人公:「…肝の据わった無責任男だね、あんた…」

キタキタオヤジ…もとい、プサンを伴い、トロッコ機関車に乗って、天空城にダイブイン。
とはいうものの、水没していて使いものにならない。ち。

プサン:「城を天空に浮かせる力を持つゴールドオーブが、なぜこの城から消え、そしてどうなって失われたのか…。うーむ。とりかえしのつかない過去が見えます…(瞑想)」

そう。ゴールドオーブは、主人公がガキの頃、なにもしらずに持ち歩いていて、あげくゲマに壊されてしまったのだ。
身に覚えありすぎる過去の情景と、プサンのセリフがあてつけがましいぞ!

プサン:「これじゃあ天空城は空に戻れないやねえ…」
主人公:「(…フローラ…)」
プサン:「妖精の女王なら、なんとかしてくれるかもって話だけどねぇ…いやはや」
主人公:「(…フローラ…)」
プサン:「…ていうか、旦那。聞いてないね?」
主人公:「(…フローラ…)」
プサン:「……天空城を空に戻せたら、奥さんと再会できると思うんだけどなぁ…(ぼそ)」
主人公:「え? 戻すの? これ? どうやって? あ、ハイハイ。じゃあいってくんね!」
プサン:「…(ニヤリ)<プサンはものの言い方とくぎを覚えた!


妖精の森

双子(兄):「…(ぼそぼそぼそ…)
双子(妹):「お父さん! お兄ちゃんが、目に見えないナニカとおしゃべりしてるよぅ〜ッ!!!!!!(泣)」

勇者(双子・兄)にしか見えない不気味な妖精に道案内をさせ、妖精の村へ。
妖精のホルンを、無期限無催促の条件で借り受ける。

それを用いて妖精の城へ乗り込む。

主人公:「…ムダに手間かけさせやがって…。そうしてまで、俺とフローラの再会を先延ばしにしたいのか…。貴様ら…。覚えてやがれ…、フッフッフッ…(ぶつぶつ…)」
双子(妹):「お兄ちゃん! 今度はお父さんが、目に見えないナニカとおしゃべりっ!!!!!(泣)
双子(兄):「お父さんは心が弱い人なんだ。そっとしておいて…って、なに作ってんだ、おまえ…?
双子(妹):「知らないの、お兄ちゃんっ? アルミホイル電波を防ぐんだよ!
これでヘルメットを作って被らなきゃ! 悪い電波が…!!!! ああぁぁああああ、
お兄ちゃんも早く被って!」

双子(兄):「…(°∇°;)!!
双子(妹):「ああっ。たいへんよ、お兄ちゃん!」
双子(兄):「そうだね…。タイヘンだね、うちの家族(T-T)
双子(妹):「アルミホイルが足りないよっ! 馬車を覆いきれないよっ! モンスターさんたち皆、悪い電波にやられちゃうよっ! どうしようお兄ちゃん! 奴がくるよーッ!!!!!」
双子(兄):「…(泣)」

親がなくともまっすぐ育った子供たちなのにアレな父親の手元に戻された途端、どんどん道を踏みはずしていく。
やけにリアルだな…ドラクエ…。
たしか5のテーマは家族愛だったはず…。
うーん、深い。

感心しつつ、主人公は不気味で不思議な絵の中に入って、過去へ
幼い自分とベビーな頃のキラーパンサー(ゲレゲレ)と接触。
ゴールドオーブをみせてもらうふりして、ニセモノとすりかえる。いい仕事してます、主人公。
しかし、自分に詐欺をはたらくというのは、なんとも微妙な気持ちだよ…。
つか、妖精のやつら、「あなたならどうにかなんとか…とりあえず行ってみれ!」ってな具合に、うまく言葉を濁して送りだしたあたり。
かなり腹黒い種族だよな。
なにか問題がおこったら、「すりかえろという指示などしてません」とか言うに決まってるんだ。主人公なのに、ポジションはトカゲの尻尾なんだ。くそ…(ぶつぶつ)

一応、パパスにも会って話をするけど、
パパス:「我が最愛の妻に似た目をした人よ…
と、あやうく口説かれかかったので逃げ出す。
我が愛する妻はフローラただひとり!
 男はヘンリーで懲りました。(え…)

任務完了。
ゴールドオーブをもって天空上のスーダラおやじのもとへ帰還。
天空城は、ふたたび空に舞い上がった!


ボブルの塔から大神殿へ

プサン:「奥さんだけどね。光の教団って、キナくさい奴らがいるでしょ。どうもさあ。あれの大神殿ってトコにいるらしいのよ」
主人公:「え…。ぶ、無事でかっ?」
プサン:「無事のようだよ」
主人公:「良かった…! よしっ! 大神殿だな! いい情報をありがとう。行ってくる!」
プサン:「待ちなさいよ、せっかちだね、あんたは」
主人公:「…そりゃ、20年もトロッコで回ってたあんたは、気が長いよ、たしかに!」
プサン:「(スルー) 大神殿さ。天空城でも行けないって」
主人公:「はあ?」
プサン:「すごく高い山の上なんだな、あれ。天空城じゃ高度が足りん」
主人公:「使えない城だな、此処! 手がかかったわりにっ!」
プサン:「耳が痛いですな」
主人公:「で。どうしろって言うの
プサン:「さすがに話が早い。ボブルの塔って知ってるか?」
主人公:「へ」
プサン:「この城降りて、ちょっと行ったとこなんだけどね」
主人公:「もう移動させてるってことかよっ! 手回しいいな、てめ」
プサン:「ここに、世界の神王たるマスタードラゴンが封印されてる可能性があるんだ」
主人公:「世界の神王は俺だっ
プサン:「…。マスタードラゴンなら、大神殿まで飛んでいける、と」
主人公:「! さあ。マスタードラゴンさん? どこにいらっしゃるのかしら? ワタクシメが、すぐにも封印からお助け申しますぞヨ!」
プサン:「はーい、決まった。そんじゃ出撃ね」
主人公:「ラジャー!!!!」

グルグル回りながら、塔内を降りていくと、地下にてパパスの仇のゴンズと遭遇。
あっさりほふる…予定が、ちょっと苦戦
フローラと早く再会したい(=経験値につく差を少なくしたいため、シナリオ進めること優先で、レベルあげしてないツケが、そろそろ回ってきた。
ファイト一発のドーピングで、なんとか撃破。

さらに進むと、なんとゲマと遭遇。
うそん。
ファイト一発は、もうないってばさ。
双子:「お父さん、一旦帰ろうよっ!」
主人公:「馬鹿者! ワシは退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!!!!!

特攻決定。
もしかしたら強制イベントで、負けること決定な敵かもしれないじゃん。レッツ突撃なのだー!!!!!!

キラーパンサー(ゲレゲレ):「がううぅぅ…(こいつ…やっぱ倒さなきゃいけない敵みたいっす!)」
主人公:「こら、息子! 弾幕薄いぞ! 死にたいのかァッ!」
双子(兄):「…あ。もしかして、天国のおじいちゃん…? 来てくれたんだ…? うふふ…♪ わあ、きれいな川…♪」
双子(妹):「父さん! お兄ちゃん、賽の河原に水遊び逝っちゃってる…!
ゲレゲレ:「きゃうぅぅぅん!」
双子(妹):「あッ! 次はゲレゲレに集中攻撃です、お父さん!
ゲレゲレ、沈黙。各種呼びかけに応答なし! 瞳孔はブラックアウト! 繰り返します。ゲレゲレ、ブラックアウト! 何も映りません! 開ききっちゃってます!
主人公:「仕方ない。屈辱だが、馬車の中と交代して、一旦体勢を立て直すぞ、娘!」
双子(妹):「あああ…だめ…。私も…橋が…見える。…呼んでる…お兄ちゃん…」
主人公:「なんだとぅ? 呼ぶな、亡者ども! ええい…こうなったら背に腹はかえられぬ…。また会おうヤマトの諸君……メガザル!
双子(兄):「ごめんなさい! 復活しました! ザオリク〜ぅ!(泣)」
主人公:「タコ殴るのだ!!!!! 私はフローラを愛しているのだよッッ!!!!(血反吐吐くほど!)
双子(妹):「お父さん、顔色が悪いです〜! 祝福の杖! 祝福の杖! 祝福の杖〜!!!!!(ごつんごつんごつん☆)

ズタボロになりつつも、ぎりぎり勝利。
ゲマは逃げてしまいましたが、再戦挑まれなくてホッとしてるのも現実。
竜の目玉をはめこんで、マスタードラゴンの復活です。


主人公:「……やっぱあんたかよ…」
プサン=マスタードラゴン:「いやぁ、おかげで助かりましたよ、旦那。よっ、すごいっ♪」

いささかレベルに不安の残るものの、マスタードラゴンをタクシー代わりに、大神殿に突撃だ!
妻よ。長らく待たせたな。


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