JR九州の豪華寝台列車「ななつ星」に乗る23〜46歳のクルー(乗務員)25人のうち23人が1日、任命式に臨み、新しい人生の旅に足を踏みだした。代表に選ばれた福岡市出身の小川聡子さん(42)は「世界一のおもてなしでお客様を迎えます」と決意を述べた。
25人のうち社外採用は13人。社外からの応募は342人で、約26倍の難関だった。ホテルの従業員やクルーズ船の乗務員といったサービス業の経験者が多く、小川さんもそのひとり。短大を卒業して17年間、日本航空で客室乗務員をしていた。プロを感じさせるよどみのない声で、「このメンバーで協力し、プロジェクトに参加できることを誇りに思う」とあいさつした。