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    <解説>
        トラブル解決能力というものがある。
        何か達成すべき目的が存在し、その達成が困難な時、困難である原因を分析し、まずそれから解決していく…
        という能力の事である。
        もし、原因自体の解決が難しい場合は、なぜ難しいのかをさらに分析し…というように遡って行くのである。

        作中の場合の目的は「荷馬を取り戻す事」だった。
        決して、相手の行為を責める事でも、罵る事でもない。

        どこに居るのか判らない荷馬を取り戻すには次に2通りの手段が考えられた。
        ・自分で探す。
        ・相手に場所を聞く。

        前者はいつでも出来るので、先に後者をやってみる事にした。
        そしてこの場合に問題となるのは次の通り。
        ・相手は「自分は知らない」と言っている。
        ・人は一度嘘をついてしまうとたとえ自分に非があったとしても撤回し辛い。
        ・責めれば責めるほど頑なになる可能性が高い。

        ということで、Arventは懐柔作戦をとったわけです。
        結果は作中の通り、自分でも信じられないくらいの大成功をおさめました。
        う〜む、相手の良心に訴える卑怯な作戦という気もするが、円く収まったのだからまあいいか(苦笑)

        というか、現実でこれくらいのトラブル解決能力を発揮しろよ>自分

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