2012年9月30日に放映された「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)で、タレントのイモトアヤコさんがスイス・イタリア国境にそびえ立つマッターホルン登頂をはたした。もはやタレントの域を超えたチャレンジに、視聴者から絶賛の声があがったのだが、世界的アルピニストの野口健さんは厳しい意見をしめしている。
下山にヘリコプターを利用したことについて、「えっ、ヘリを使っていましたか(笑)」と驚いているようだ。野口さんは次のように自身の考えを述べている。
「個人的な考え方ですが、山登りというものは自力で下山するところまでが山登り」
「彼女の登頂に笑ったのではなく、ヘリを使わなければ下山出来ないような状況でありながらそれでも片道はやるんだねと、テレビはそこまでやるんだね、と苦笑したわけ」(以上、Twitterより引用)
として、自力で下山するべきだったのではとの考えを示した。一部のネットユーザーからは、冒険素人のイモトさんに対してねぎらいの一言があっても良いのでは? との指摘もある。これに対して野口さんは、「山登りって、そういうセンチ的な感情論が実は一番良くないわけです。気を悪くしたらごめんね」(Twitterより引用)と、登山家としての厳しい姿勢を見せている。
いずれにしても、イモトさんのチャレンジは決して容易なことではなかったはず。しかし冒険のプロから見れば、まだまだ甘さがあったのかもしれない。あなたは野口さんの意見をどのように感じられるのだろうか?
参照元:Twitter @kennoguchi0821
コメントをどうぞ