カインズが本庄市に建設中の新本社 |
ホームセンターをチェーン展開しているカインズ(土屋裕雅社長)は10月上旬、本庄市の上越新幹線「本庄早稲田駅」前に本社を移転する。新本社は高崎市の現本社の約8倍の規模で、自社開発(PB)商品づくりに注力、製造小売業としての態勢を整えている。
新本社は関越自動車道本庄児玉インターチェンジにも近い。敷地約1万8580平方メートルに、鉄骨造り5階建て延べ約2万7000平方メートル。
商品を撮影する撮影用スタジオを新たに4階に設置するほか、品質管理テストルームを2階に置き、「自社商品を開発する機能をさらに高める」(カインズ)。
本社ビル屋上に太陽光パネルを設置。ビル内ほぼすべての照明をLED照明とするほか、照度を絞る「人明るさセンサー」を導入するなど、省エネ環境にも配慮。総投資額は約100億円。
新本社の就業人数は約600人。新たに約50人を雇用する。
同社は1989年に設立。店舗数は埼玉県内の28店舗を含め186店舗。今期は11店舗を出店する予定。2012年2月期売上高は前期比1・8%増の3425億円。