■弱い米ドルに翻弄されるウォン
2012年9月24日、韓国・中央日報紙が「
世界の通貨戦争、ウォンが危ない」とするコラムを掲載した。
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The Bank of Korea同コラムは、米ドルとそれに伴う大国の金融緩和にともなうウォンの危機について警鐘を鳴らすものである。
米国は金融緩和を実施した。それに追従する形で欧州・日本が一斉に金融緩和を行うことになる。
国際通貨(ハードカレンシー)である米ドル、ユーロ、円の金融緩和が韓国のウォンに大きな影響を与えるというのだ。
■韓国市場は外国人のATM
米国が金融緩和を発表した翌日には外国資本が大量に韓国に流れ込んだ。
韓国の株式市場では1兆6000億ウォンが外国資本により買い上げられた。これは韓国にとっては一時的には良いともいえることだ。
しかし、外国資本は韓国にずっととどまってはいないのである。引くときには一気に引き上げる。
「韓国市場は外国人の現金自動預払機(ATM)」と言われた過去もある。2010年の米国の金融緩和第二弾のときである。
現在、好調に見える韓国市場も薄氷の上を歩いているということである。
【naka773】

世界の通貨戦争、ウォンが危ない
http://japanese.joins.com/article/080/160080.html