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中国当局の船4隻 接続水域に
10月1日 14時52分

1日午後、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国の海洋監視船4隻が日本の領海のすぐ外側にある接続水域に侵入したのが確認され、海上保安本部が監視を続けています。
尖閣諸島沖の接続水域で中国当局の船が確認されたのは先月26日以来です。

1日午後0時半すぎから40分すぎにかけて尖閣諸島の久場島の北東およそ44キロの沖合で、中国の海洋監視船4隻が日本の領海のすぐ外側にある接続水域に侵入したのを、第11管区海上保安本部の巡視船が確認しました。
海上保安本部によりますと、4隻は、中国・国家海洋局所属の「海監15」、「海監26」、「海監27」、「海監50」で、海上保安本部の巡視船が無線や電光掲示板を使って領海に近づかないよう警告しています。
尖閣諸島の周辺海域では、先月18日から中国の海洋監視船と漁業監視船10隻以上が接続水域への出はいりを繰り返しながら航行し一部が領海にも侵入ましたが、台風の接近を前にした先月26日、すべての船が周辺海域を離れていました。
尖閣諸島を巡っては、中国外務省の報道官が先月の定例記者会見で、「この海域は中国の管轄下にある」として監視船によるパトロールを定期的に行う考えを示していることなどから、海上保安本部は巡視船の数を増やすなど態勢を強化して警戒に当たっています。

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